企業の規模が大きくなり、会社再編で親会社や関連会社とともに誕生するのが「子会社」です。子会社とは、決算承認や役員報酬などを決定する議決権が他社(親会社)にある会社を指しますが、英語ではどのように表現すると良いのでしょうか。
正解は、“subsidiary”です。もしくは、“subsidiary company”とも言います。
たとえば、「子会社に転勤しました」という場合には、“I got transferred to the subsidiary (company).”と表現します。
「親会社」は、“親”という意味の“parent”を用いて“parent company”と表現するため、子会社を“child company”と言いたくなるかもしれませんが、これは間違いです。
他にも、「系列にする」「傘下に置く」という意味をもつ“affiliate”を使って、“affiliated company”と呼部こともあります。“affiliated company”は、20%以上50%以下の議決権を持つ「関連会社」をあらわす際にも使われます。
ちなみに、「海外子会社」は“overseas subsidiary”と表します。
「完全子会社」や「連結子会社」との違い
親会社が子会社の株式を100%保有している状態にある会社を「完全子会社」と呼び、親会社に財務情報が合算される子会社は「連結子会社」と呼びます。つまり、完全子会社と連結子会社は、親会社が同じ間柄の「兄弟会社」という関係です。
なお、英語では完全子会社は“wholly owned subsidiary”、連結子会社は“consolidated subsidiary”です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月21日公開記事)
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