バイク王国で愛されるホンダ車
かつてはトンキンと呼ばれ、漢字で東京と表していたそう。郊外にはハロン湾やチャンアンなどの世界遺産もあります。ベトナムを代表するグルメ、フォーはこの都市のある北部地域が発祥です。「河内」とはベトナムのどこの都市でしょうか?
正解はハノイです。ハノイはベトナムの首都で、国会・最高裁・官公庁が集中する政治と文化の中心地です。
ベトナムといえば、二輪車保有率が「2人に1台」のバイク王国。ハノイも例にもれず、街中がバイクであふれています。市内を走るバイクには日本のメーカーのものが多く、特にホンダ < 7267 > のスーパーカブ・シリーズが大人気です。2017年から2018年にかけて売れたバイクのうち、約73%がホンダ車で、スーパーカブ・シリーズが約90万2000台を占めたそうです。
ハノイ市内にあるタンロン遺跡や、旧市街にある市場は人気の観光スポットです。特に市場付近は夜になるとナイトマーケットで賑わいます。ハノイから少し足をのばしたハロン湾には、水平線から大小2000の奇岩が突き出し、まるで水墨画のような美しい景観が広がっています。船に1泊できるクルーズツアーは、経時的に変わるハロン湾が堪能でき、観光客に人気です。
日系企業メドリングが市内のイオンに開設したクリニックは、日本式の医療サービスが人気を呼び、1カ月で来院者数は400名超え。今後は事業を拡大し、オンライン上で医療相談ができるグローバル遠隔診療サービスや、法人向けに健康診断の実施も予定しています。
電子国家の実現と、自国企業の海外展開
国連が発表した2020年電子政府ランキングにおいてベトナムは86位。政府は、2030年までに上位30カ国内を視野に入れた発展戦略を取ることを決定しています。
行政手続きの申告から結果の受領、手数料決済のオンライン化、すべての国民がスマートフォンとQRコードにひも付けられたデジタルIDを2025年までに有することが目標です。 また、優先的に国内デジタル企業を取り立てて、企業の成長を促す動きも。他国の同分野への支援にも注力し、ベトナム企業の海外展開を目指しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月31日公開記事)
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