スーパーマーケットでは、閉店が近づくと半額セールなどを行なっているが、店側は赤字にならないのだろうか。また、スーパーでは、お得に買い物をするちょっとしたコツがある。さまざまな食料品が値上がりする今だからこそ、こういったコツを取り入れて、食費を節約したい。
スーパーが半額セールを行うワケ
スーパーの半額セールは、安く商品を買えるため、顧客側のメリットは大きいが、お店側のメリットが何なのか疑問に思う人もいるだろう。どうして半額セールにしてまで売る必要があるのだろうか。
売れ残ったら損失になるだけ
当たり前の話だが、お店側はお金を支払って、販売する商品を仕入れている。
売れずに残ってしまうと、仕入れで支払ったお金が回収できずマイナスとなるのだ。
半額でも売れれば現金を得られるため、利益は出ないとしても仕入れで支払ったお金を少しは回収できる。少しでも損失を減らすために有効な手段といえよう。
在庫を売らないと赤字でも税金が発生する
会計上、利益の計算をするには、売上に対してどれだけ費用がかかったのかを算出しなければならないが、在庫は費用にならない。売らずに在庫を抱えているだけでは、利益の計算も赤字の計算もできないのだ。
たとえば100円で10個の商品を仕入れた場合、お店側は1,000円の出費になる。
そのうち5個が150円で売れた場合750円受け取れるため、仕入れに対して計算すると、1,000円-750円で250円のマイナスと考えがちだ。
しかし会計上は、売上に対する計算となるため、150円×5個-100円×5個で250円のプラスとなる。
つまり、在庫のまま置いておくと、本当は赤字なのに利益があるとみなされ、税金を支払わなければならなくなるのだ。
スーパーで浪費しない人がやっていること
11月はスーパーのレイアウトが年末に向けて変わる時期で、新商品やお店の雰囲気につられて財布のひもがゆるみがちなので、スーパーで浪費しない人たちがやっているコツを知っておきたい。
買い回りの順番を工夫する
浪費しない人は、スーパーでの買い回りの順番を工夫しており、まず肉・魚コーナーから見て、特売品や野菜コーナーは最後に回っている。
肉や魚を最初に見たほうがいいのは、重みがある食材のため、最初にカゴに入れておくと存在感からほかの食品の買いすぎを防げるからだ。
また、特売品や野菜は、ついカゴに入れてしまうコーナーなので、肉、魚、卵、牛乳など使う食材をそろえた後に、必要なものだけ買ったほうがいい。
さらに、野菜は産直コーナーのほうが安い場合が多いため、通常の野菜コーナーへ向かう前に価格を見て比べるのもよいだろう。
関連商品は必要かどうか吟味してから手に取る
浪費しない人は、肉や魚などの近くに置いてあって食べ方を連想させる関連商品(調味料やタレ、ドレッシングやトッピングなど)も、本当に必要かどうかよく考えてから手に取る。
目当ての品の横にあるものをサッと手に取るとお店を回る手間を省けるが、頼りすぎないのもコツだ。
関連商品が横にあると、メニューを思いついたり、買い足すべきものを思い出したりメリットが多いですが、ついで買いしやすいのが注意点といえよう。
カゴに入れる前に、「本当にそのメニューを作るのか」「より安い商品がほかにないか」をよく考えたい。
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スーパーで浪費しない人がやっている3つのこと 秘訣は「どこから回るか」!
文/編集・dメニューマネー編集部
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