借金は“悪いもの”という考え方が一般的だが、お金持ちは現金払いよりも、ローンを組んで買い物をすることが多いという。それはなぜか?しかし、お金をたくさん持っているからといっても、必ずしも審査に通るとは限らない。お金持ちの中には、クレジットカードの審査に落ちる人もいる。どうしてなのだろう?
お金持ちは現金払いよりもローンを選ぶ?
とかく「お金を借りる」というハードルは高いものだ。ローンは長期にわたって借金を返すことだから、誰しも抵抗があるだろう。特に家や車など一括購入できない高価なものは、ローンで買うのが主流だ。しかし、低金利が定着している今は、ローンに対する考え方が変わってきている。特にお金持ちは現金払いよりローンを積極的に使っているようだ。
「借金は少しでも早く返すべき」と言われるが……
ローンを組むということは、借金をするということ。借りているお金には利子が付くので、借りた金額以上のお金を返さなければならない。
返済に時間がかかるほど利子が増えるので、住宅ローンの繰り上げ返済はよく推奨されている。
ただ近年は「金利」が下がっていることから、ローンに対する考え方が変わってきている。
たとえば、住宅ローン金利は1990年には一時8%を超えていたが、2021年現在は約2.5%まで下がっている(民間金融機関の変動金利の場合)。
こうした中で、特にお金持ちの間では、手元にあるお金でやりくりをするよりも、低金利ならむしろお金を借りてそれを投資するという考えが出ている。
これは家や車を買うという消費行動だけでなく、投資についても同じことが言える。
お金持ちでも「クレジットカードの審査」に落ちる理由
お金持ちは、ブラックカードといったグレードの高いクレジットカードを持っていることが多いが、反対にお金持ちなのに審査に落ちるケースも珍しくない。どのようなケースで審査に落ちることがあるのだろうか。
収入が不安定な職業についている
年収が高くて資産があっても、収入に安定性がないと判断されるとカードを作れないことがある。
継続的な収入を見込めないと判断されやすい代表的な例が、芸能人だ。いくら人気があっても、何かのトラブルが原因で急に仕事がなくなる可能性がゼロではないため、審査に通りにくくなる。
たとえば、人気司会者として知られるお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也さんは、カード審査に落ちたことを2022年に放送の番組で明かした。
また、FIRE(経済的に自立しながら早期退職すること)を実現し、投資による利益などで生活している人もカードを作れないことがある。
実際、資産が35億円ありFIREを実現したという男性は、カード審査で落とされたことをX(旧Twitter)でつづった。
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お金持ちでも「クレジットカードの審査」に落ちる2つの理由
文/編集・dメニューマネー編集部
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