定年後に「快適に働ける職場」の特徴 60代以降も働き続けたい人は5割超え

2023/11/13 10:00

定年後に、パートやアルバイトなどの仕事を探す人も多いだろうが、着目したいのが「長く働ける仕事なのか」という点だ。人生100年と言われる時代、老後の生活が困窮しないためにも、なるべく早く快適な仕事の探し方や特徴を知っておきたい。 「60代以上が長く働ける」職場の特徴 近年、シニアを積極的にアルバイトやパートとして採用する

定年後に、パートやアルバイトなどの仕事を探す人も多いだろうが、着目したいのが「長く働ける仕事なのか」という点だ。人生100年と言われる時代、老後の生活が困窮しないためにも、なるべく早く快適な仕事の探し方や特徴を知っておきたい。

「60代以上が長く働ける」職場の特徴

近年、シニアを積極的にアルバイトやパートとして採用する企業が多いが、もし自分も高齢になっても働き続けるなら、どんな職場を選べばいいのだろうか。60代以上が長く働ける職場の特徴を探してみた。

責任ある役割を任され、自分の仕事に挑戦できる

ドン・キホーテ(PPIHグループ <7532> )では、多様性を尊重し、シニアが活躍できる企業風土を推進。ドン・キホーテで働く60代の女性は、アルバイトでも発注や売り場づくりを任されるという。

また、仕事で覚えることは多いものの、シニアの従業員からは「できる仕事が増えて楽しい」という声があがっている。仕事の中で工夫し、挑戦できるからこそ楽しく働けるようで、「それが元気の秘訣」と話すシニアもいるという。

60代以上が長く働ける職場はシニアを積極的に迎え入れ、経験を活かせる環境を整え、同時に働く上で必要なサポートを惜しまないようだ。

各自に合った研修をしている(マクドナルド)

マクドナルド(日本マクドナルドホールディングス <2702> )では、60歳以上の店員は「プレミアムエイジ(シニア)クルー」と呼ばれ、採用に年齢上限はない。

シニア店員を採用する際、「誰もが自分らしく働ける」よう、一人ひとりに合った研修を行うよう配慮しているという。

なおシニア店員は年々増えており、全国で1万人が働いている。最高齢は95歳で、90代の店員は2人いるという(2023年3月現在)。

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「60代以上が長く働ける」職場の3つの特徴 マックやファミレスの事例から

「定年後も働きたい」が5割超!60代以降も働きたいならすぐ始めるべきこと

50代から70代の人に老後も働きたいか尋ねたところ、58.3%が「働きたい」もしくは「働く必要がある」と答えた。

調査はインディードが2022年9月、50〜70代の各世代の男女各300人、計1,800人を対象に実施。現在就業している人の約9割が60・70代以降も働き続ける意欲・必要性を持っていることも分かった。

いま働いている人は9割が働き続ける予定

60・70代以降も「働きたい」もしくは「働く必要がある」と感じている人の割合は、50〜70代全体で58.3%。ただ年代が低いほど、働く意欲や必要性を感じている割合は高く、50代で75.5%、60代で58.3%、70代で41.0%だった。

多くの人が、老後も働く意欲があるものの、具体的にどんな形で働くかを検討していない人も少なからずいて、その割合は22.6%にのぼった(働きたい・働く必要があるという人のうち)。

理由として最も多かったのが、「年齢が理由で仕事が見つからなさそう」で、次に多かったのが「考えてもどうなるものでもない」など、消極的なものが多かった。

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「定年後も働きたい」が5割超!60代以降も働きたいならすぐ始めるべきこと

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・beeboys / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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