銀行員が見た「FIRE」を達成した3つのタイプ

2022/07/21 17:35

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「経済上の自立」を目標に、早期退職するチャレンジのことを「FIRE」といい、最近流行しているようです。元銀行員の筆者も多くのFIRE(Financial Independence, Retire Early)した人を見てきました。銀行の顧客にいた“FIRE”した人は、3つのタイプに分類できそうです。 タイプ1 「ミニマ

「経済上の自立」を目標に、早期退職するチャレンジのことを「FIRE」といい、最近流行しているようです。元銀行員の筆者も多くのFIRE(Financial Independence, Retire Early)した人を見てきました。銀行の顧客にいた“FIRE”した人は、3つのタイプに分類できそうです。

タイプ1 「ミニマリスト」でFIRE

ミニマリストとは、持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人のことですが、それでFIREを実現する人もいます。「浪費ゼロ」を意識しており、自宅の物を減らし、趣味のグッズや書籍など手放しています。物に対しての執着もなく、物欲がないので支出も減少するのでしょう。

タイプ2 「副業」でFIRE

サラリーマンとしての本業以外に副業し、総収入を増やしているタイプです。会社員で副業をする方法は今ではたくさんあります。クラウドワークやウーバーイーツに登録したり、メルカリで転売をしたり。アフィリエイトで稼いでいる人もいます。

ちなみに筆者の勤める銀行でも副業をしている人が増えてきました。皆副業で稼いだお金を積立投信などでしっかり運用しているようです。

タイプ3 「投資家」でFIRE

タイプ1やタイプ2の人も投資はしているのですが、このタイプ3は、主に株式投資や不動産投資を中心に資産を増やしている人たちです。利率の低い定期預金にはお金を置かず、貯金が貯まれば、利回りの良い中古投資用不動産を購入している人が多いようです。最近、書店でも「不労所得型FIRE」の書籍が多いですが、実際にFIREした人は銀行員が驚くくらいかなり勉強されています。IPOや米国株式の知識とかには脱帽せざるを得ないほどでした。

共通点は「挑戦を続けた人」であること

筆者が見てきた「FIRE」した人の3つのタイプに共通するのは、全員「挑戦を続けていた人」であることです。目標に向かってしっかりと勉強し、努力を続けた結果としてFIREを達成している。

これからの時代は、「自分で稼ぐスキル」が今まで以上に大切になるでしょう。たとえFIREを目指さない人であっても、タイプ2と3で紹介した、副業や資産運用を考えてみてはいかがでしょうか。

文・斉藤はる(元銀行員のフリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

(2021年7月24日公開記事)

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