節約を心がけていても「思ったより電気代が高い」と感じたことはありませんか?その節約法が間違っているかもしれません。
NG行為1 エアコンをこまめにオン-オフする
夏はエアコンを使う機会が多い季節。節約のためと思ってエアコンをこまめにオンオフするのは逆効果なこともあります。エアコンが電力を大きく消費するのは、室温を設定温度まで下げるときです。
ある企業の調査では、外気温が高い9時〜18時はエアコンの起動時に大きな電力を消費するため、つけっぱなしのほうが節電になるという結果が出ています。一方で、外気温が下がる18時〜23時は起動時の消費電力が少なくなるので、こまめにオンオフするほうが電気代は安くなります。
NG行為2 扇風機を使わずエアコンだけ使う
電気代がかさむエアコンだけでなく、扇風機まで使うと電気代がかかりそうですが、エアコンの温度を上げて扇風機を併用したほうが電気代の節約につながるかもしれません。
経済産業省は夏の室温28度を推奨しています。エアコンの冷房設定温度を27度から28度に上げると年間で約820円の節約になるそうです。設定温度を上げて少し暑いと感じるなら、扇風機を併用しましょう。風が体にあたることで体感温度が下がり、室温28度でも涼しく過ごせます。
NG行為3 白熱電球や電球型蛍光ランプを使い続ける
電球には白熱電球と電球型蛍光ランプ、そしてLEDランプの3種類があります。わざわざLEDランプに買い換えるのはもったいない気がしますがLEDランプに買い換えれば節電になり、ランプ寿命も長くなります。
経済産業省によると、ほぼ同じ明るさのLEDランプと電球型蛍光ランプ(一般電球60型)を比べると、LEDランプのほうが約85%の省エネになり、ランプ寿命は電球型蛍光ランプの約40倍長持ちするそうです。また、白熱電球からLEDランプに取り替えた場合は、年間で約2,430円の節約になります。
NG行為4 冷蔵庫にたくさんものを詰め込む
節約のため、食品を安いときに買い溜めして冷蔵庫に詰め込んでいませんか? モノを詰め込むと、冷蔵庫の電力を大きく消費します。
EECJ省エネルギーセンターによると、冷蔵庫にモノを詰め込んだ場合と半分にした場合を比べると、年間で約43.84kwhの省エネと年間で約960円の節約になるそうです。冷蔵庫にモノを詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなり、ものが均一に冷えないため余分な電力を消費してしまうのです。常温で保存できるものや長期間食べずに放置しているものは冷蔵庫から出しましょう。
NG行為5 古い冷蔵庫を大事に使い続ける
新しい家電製品の購入費用を節約するため、古い家電製品を大事に使い続けていませんか? 何かを大事に使うことは素晴らしいですが、10年以上使っているなら買い替えたほうが節約になるかもしれません。
経済産業省は、2007年度と2017年度の冷蔵庫の型を比べると10年間で消費電力が約半分になったと公表しています。またあるメーカーの最新型冷蔵庫と10年前の冷蔵庫の電気代を比べると、301〜350リットルの冷蔵庫の場合、年間で約8,000円節約できる計算になりますよ。
家電製品を賢く使い、電気代を節約しよう!
家電製品が大きく電力を消費するのは、起動するときです。電源をつけっぱなしにしたほうが節電になるのですね。また最新の家電製品で消費電力を抑えることも、電気代節約につながります。家電製品の知識を正しく身につけて、電気代を節約しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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