料理やお風呂など毎日使うガス。日頃何気なくやっていることが、ガス代を上げているかもしれません。

NG行為1　時間短縮のために強火で調理　

調理時間を短くしようと、ずっと強火で調理していませんか？強火は意外とガス代がかかります。経済産業省は、1日に3回、20度の水1Lを沸騰させるとき、毎回強火から中火にすれば年間で2.38㎥のガスの省エネになるとしています。年間で約390円の節約になると算出しています。強火を使うのは必要最低限にしましょう。

NG行為2　食器洗いは常時高温

食器洗いはお湯のほうが汚れ落ちが良いため、つい高温で洗いたくなりますが、設定温度が高ければガス代もかさみます。経産省によると、例えば水温20度の水65Lを使い、給湯器の設定温度40度から38度に下げて1日2回食器を手洗いすると、年間で8.80立方メートルのガスを省エネできるそうです。食器洗いの水温を下げるだけで、年間約1,430円の節約になる計算になります。

NG行為3　野菜の下ごしらえ段階からガス火で調理　

調理するとき、野菜の下ごしらえからガス火を使っていませんか？実は、ガス火よりも電子レンジのほうが光熱費を抑えます。経産省によると、例えばジャガイモに下ごしらえで熱を加える場合、ガスコンロから電子レンジに変えるだけで年間約950円の節約になるそうです。ガス火と電子レンジを上手に使い分けて、賢く節約したいですね。

NG行為4　追い焚きが当たり前　

追い焚きを日常的に使っていると、ガス代がかさんでしまいます。経産省は、2時間放置して4.5度低下した200Lのお湯を1日1回追い焚きする場合、年間で38.20立方メートルのガスを省エネでき、約6,190円の節約になるとしいます。入浴の際はなるべく時間の間隔を空けず、家族や同居人とタイミングを合わせてお湯をはるようにしましょう。

NG行為5　シャワーはいつも流しっぱなし　

入浴時、ついシャワーを流しっぱなしにしていませんか？シャワーは意外と多くお湯を使うので、流しっぱなしにしているとその分ガス代も上がってしまいます。経産省によると、45度のお湯を流す時間を1分間短縮した場合、年間で12.78㎥のガスが省エネになり、約2,070円の節約になるそうです。毎日1分でもいいので、シャワーを使わないときは止める習慣をつけたいですね。

日頃の行為を改めてガス代を節約しよう

ガス代は、日頃のちょっとした行為を変えることで節約ができます。調理時は火加減の調整を行ったり電子レンジも活用したりすることで節約につながりますし、入浴時は追い焚きをやめるだけでも大きな節約効果が得られます。日頃の行為を改めて、ガス代を節約しましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2021年7月25日公開記事）

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