一定期間の収支を計算し、どのくらいの利益や損失が出ているのか、財務状況を内外に明らかにするのが「決算」です。経済ニュースや年度末の時期によく見聞きする言葉ですが、「決算」は英語でどのように表現すると良いのでしょうか。
正解は、“settlement of accounts”です。
このほかにも、“closing account”や“closing the books”、“end of the fiscal period”などを使う場合もあります。
“settlement”は「決算」や「清算」という意味で、“accounts”は「計算」や「会計」、“fiscal”は「会計」を意味する単語です。
例えば、「決算はいつも忙しい」と伝えたい場合は、“The end of the fiscal period is always busy.”と表現します。また、「2021年度決算(3月決算)」は、“The fiscal year 2021 ending March”となります。
決算の良し悪しが株価にも影響
決算にも種類がいくつかあります。1カ月ごとの「月次決算」や、3カ月ごとの「四半期決算」、年に一度、まとめの意味で行う「本決算」などです。
企業は自社の業績を報告するための決算書を定期的に公表しています。上場企業は四半期ごとに「四半期報告書」の公表が義務付けられており、予想と異なる内容だった場合は、株価が大きく動く材料になります。
代表的な決算書は「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」で、「財務3表」と呼ばれています。決算書を開示する対象は、主として税務署、株主、債権者です。税務署への決算報告書の開示は、会社の規模に関係なく、すべての企業に義務付けられています。
ちなみに、法人は決算期を自由に決められます。日本の多くの上場企業は3月末に決算を迎えますが、3月期の次に多いのは、9月期、12月期決算です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月28日公開記事)
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