銀行口座はいくつ持っていますか?銀行口座を上手く活用することでお金は貯まりやすくなります。元銀行員の筆者が「お金が貯まりやすくなる銀行口座の使い分け」についてお伝えします。
1 口座は「貯蓄用」と「決済用」で分ける
まずはメインバンクとサブバンクを決めて口座を2つ用意します。給与受け取りなどに利用している口座をメインバンクとし、貯蓄用の口座をサブバンクとします。
例えば、給料が入る口座を決済用(クレジットカードの引き落としや各種口座振替)に利用している場合、その月に必要ないお金は一旦すべてを貯蓄用の口座に移します。利息はネットバンクの方が高い傾向にあるので貯蓄用に検討してもいいかもしれません。
2 つみたて貯蓄を自動設定をする
メインバンクから、毎月定額でつみたて定期預金やつみたてNISAなどが自動的に引き落とされる設定をしておけば、手間なく貯蓄を増やせます。
目標額があるのであれば、目標に達するまでは、「絶対に引き落とさない」という強い意志を持ち、確実に貯蓄額を増やせるようにしましょう。
3 振込などは手数料が安いネットバンクを利用
不要な支出もなるべく避けたいものです。例えば、口座振り込みによる支払いなどはネットバンクを利用したほうが手数料を抑えられます。メイン、サブがネットバンクではない場合、振り込み用に口座があるといいかもしれません。
店舗型の銀行とネットバンクの振込手数料を比較してみます。
店舗型のネットバンキング利用
銀行名 | 手数料(他行あて) |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 3万円未満 220円 3万円以上 330円 |
みずほ銀行 | 3万円未満 220円 3万円以上 440円 |
ネットバンク
銀行名 | 手数料(他行あて) |
---|---|
住信SBIネット銀行 | 157円(三井住友信託銀行は0円。同行以外) |
楽天銀行 | 3万円未満 168円 3万円以上 262円 |
店舗型は窓口を利用した場合は、さらに高くなります。1回1回は数十円~数百円の差ですが、振り込み回数が多くなる場合は検討しましょう。
銀行口座を上手に使い分け貯蓄のコントロールを
なんとなく貯金しているだけでは、お金は貯まりません。貯蓄額を確実に増やしたいなら、毎月コツコツつみたてできる仕組みを作るべきです。また、振込が多い場合には銀行を使い分け、振込手数料を節約するといいでしょう。
メイン口座とサブ口座、二つの口座を持っていれば、貯蓄のコントロールに役立ちます。
文・勝目麻希(フリーランスライター)
(2021年7月28日公開記事)
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