スマホ決済が普及する中、若い人は入会時に審査を要するクレジットカードを面倒に思うかもしれない。だがクレジットカードにはお得で便利なサービスが付帯しており、むしろ10代・20代にこそメリットが大きい決済手段だ。
スマホ決済だけで十分?クレジットカード併用のほうがお得な理由
若いうちにクレジットカードを作ったほうがいい理由として主に次の4点が挙げられる。
理由1 ネットショピングの決済に便利
ネットショップではスマホ決済が使えないところも多い。一方、クレジットカードはほぼすべてのショップで対応している。銀行振込や代引きとは異なり決済手数料もかからない。
理由2 ポイントが貯まる
クレジットカードの利用分には基本的にポイントが付与される。スマホ決済でもポイントが付与されるものがあるが、その場合でもスマホ決済サービスへのチャージをクレジットカードで行うと、ポイントを2重に取得することが可能だ。
理由3 スマホで利用明細を確認できる
クレジットカードの利用明細をスマホやPCで確認できるので、現金オンリーの場合よりも金銭面の管理が容易になる。
理由4 クレジットヒストリーを形成できる
クレジットカードを利用し延滞なく支払っていくことにより、良好なクレジットヒストリー(クレジット利用履歴)を積むことができる。若いうちから良いクレジットヒストリーを積んでおくと、新たなカードを作ったり住宅ローンを組んだりするときに審査が有利になる。
若者・学生向けクレジットカードで
一部のカード会社では10代~20代や学生を将来の優良顧客としてとらえ、若者・学生向けにのクレジットカードを発行している。クレジットカードを検討するときには、このことも念頭に置いておくといいだろう。
たとえば、満18歳~25歳まで入会可能な「三井住友カード デビュープラス」は年会費初年度無料で、年1回のカード利用があれば1375円(税込)の年会費が無料となる“年会費実質無料カード”となっている。発行元の三井住友カードが提供する多彩なサービスを年会費無料で利用できるのは大きなメリットだ。
このカードではポイントが通常の2倍(ポイント還元率1%)となり、入会後3ヵ月間は5倍(ポイント還元率2.5%)となる。さらに、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでは常時2%分のポイントが通常ポイントに上乗せして加算される。若い世代にとってお得なポイントサービスといっていいだろう。
ハイクラスカードも若いうちなら安く持てる
一方、20歳~29歳まで入会可能な、年会費3300円(税込)の「JCB GOLD EXTAGE」という若者向けゴールドカードもある。安い年会費でゴールドカードのハイランクなサービスを利用できるのは大きなメリットだ。
このカードでは入会から5年後の初回更新時に審査を経て、年会費1万1000円の「JCBゴールド」に切り替えとなる。将来的にゴールドカードの取得を考えているなら、こうしたリーズナブルな年会費のゴールドカードをまず試してみるといいだろう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月30日公開記事)
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