「銀行口座を長い間放置する」リスク 知らないところで損してるかも!

2023/12/07 10:00

何年も使っていない銀行口座を持っていると、自分の知らないところで損をしているかもしれない。お金が入っていないから問題ない、と考える人もいるだろうがそれは大きな間違い。何年も放置している銀行口座にはどのようなリスクがあるのだろうか? 古い通帳が出てきたらすぐにすべきこと 古い通帳が出てきたがほうったまま……という人もいる

何年も使っていない銀行口座を持っていると、自分の知らないところで損をしているかもしれない。お金が入っていないから問題ない、と考える人もいるだろうがそれは大きな間違い。何年も放置している銀行口座にはどのようなリスクがあるのだろうか?

古い通帳が出てきたらすぐにすべきこと

古い通帳が出てきたがほうったまま……という人もいるだろうが、それでは損することになるかもしれない。

取引のない口座は維持手数料が引かれ解約されることも……

最近では、多くの銀行が口座の維持手数料を取っており、しばらく取引がない口座から手数料を引いていき、残高がなくなると最後には解約してしまう。

この「しばらく」がどのくらいかというと、目安は2年。手数料は年間1,000円~1,300円ほどのところが多い。

また銀行は引き落としの対象になる条件として、残高が1万円未満、投資信託やローン契約がない口座、などを設定している(取り扱いは銀行によって大きく異なる)。

メガバンクの中だけでもさまざまで、三井住友銀行(三井住友フィナンシャルグループ <8316> )は口座開設時期にかかわらず2年間取引がなければ1,100円、三菱UFJ銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> ) では2021年7月以降に開設された口座のみ対象となり、こちらは2年間取引がなければ1,320円引き落とされる。みずほ銀行(みずほフィナンシャルグループ <8411> ) はまだ導入していない。

手数料引き落としの対象となると、あらかじめ郵便やメールで知らされる。それすら放置してしまうと、知らない間に口座ごとなくなっていた……なんてことになりかねないので、管理はきっちりしておこう。

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古い通帳が出てきたらすぐにすべきこと 手数料が引かれているかも?

使っていない銀行口座を持つデメリット

何年も使っていない口座をそのまま持っていないだろうか?手数料や利息など、少しでもお得を求めて銀行口座を変える人もいるかもしれないが、「お金は入っていないから大丈夫」と思ったら損をするかもしれない。口座を放置すると生まれるデメリットには次のようなものがある。

管理がしづらくなる

使っていない口座をずっと持っていることは、自分が持つすべてのお金が把握できていないということだ。管理がおろそかになっているかもしれない。

自分がいくら稼いでいるのか、何にいくら使っているのかがあいまいになるので、「お金を貯めたい」と思っているのなら避けるべき状態だ。

休眠預金になって引き出しに手間がかかる

10年以上取引のない口座は「休眠預金」として、民間公営活動に活用されることになっている。

10年以上取引がない預金は、過去毎年1,200億円程度生まれているそうだ(政府広報)。

9年以上入出金がない口座があると金融機関から通知がくる(残高が1万円以上の場合)。

そこで入出金などの異動をすると休眠預金にはならない。

ただそのまま放置して休眠預金になってしまうと、預金保険機構に移管され、公益活動に使われるかもしれない。

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使っていない銀行口座を持つ3つのデメリット!2021年から新設された手数料も

文/編集・dメニューマネー編集部

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