何年も使っていない口座をそのまま持っていませんか?
手数料や利息など、少しでもお得を求めて銀行口座を変える人もいるかもしれませんが、「お金は入っていないから大丈夫」と思ったら大間違い!気づかないうちに損をしないために、確認するべきポイントがあります。
デメリット1 管理がしづらくなる
デメリットの1つ目は、お金の管理がきちんとできなくなることです。
使っていない口座をずっと持っていることは、自分が持つすべてのお金が把握できていないということ。管理がおろそかになっているかもしれません。
自分がいくら稼いでいるのか、何にいくら使っているのかがあいまいになるので、「お金を貯めたい」と思っているのなら避けるべき状態です。
デメリット2 休眠預金になって引き出しに手間がかかる
10年以上取引のない口座は「休眠預金」として、民間公営活動に活用されることになっています。 10年以上取引がない預金は、過去毎年1,200億円程度生まれているそうです(政府広報)。
9年以上入出金がない口座があると金融機関から通知がきます(残高が1万円以上の場合)。そこで入出金などの異動をすると休眠預金にはなりません。
ただそのまま放置して休眠預金になってしまうと、預金保険機構に移管され、公益活動に使われるかもしれません。
デメリット3 使っていないのに手数料がかかるかもしれない
3つ目は、手数料がかかる可能性があることです。これは2021年から新たに設定した銀行がほとんどのため、知らない人も多いかもしれません。
大手銀行を含めて手数料の見直しが進められており、しばらく利用されておらず残高が少ない口座に対して「未利用手数料」などといった名称の手数料が引かれることになりました。
目安としては「2年間利用されておらず残高が1万円以下の口座」となっていますが、銀行によって条件が異なりますので自分の口座が該当しないかを確認しておきましょう。
損しないためにすべきこと
これらのデメリットを避けるために、不要な口座は解約したほうがいいかもしれません。解約すると困る場合は定期的に取引し、一定額以上を預金しておくことで、休眠預金になることや未利用手数料がかかることを避けられるはずです。
お金の管理ができていないことには貯まるものも貯まりません。自分が持っている口座や資産を定期的に棚卸しして、把握することがお金持ちへの第一歩です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月16日公開記事)
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