コロナ禍の巣ごもり需要が高まり、自宅で気軽に楽しめる「DIY」がブームになっています。ちょっとした棚を作ったり、家具などを直したり。最近でプロ顔負けのツールをそろえている人も少なくないようです。老若男女問わず人気の「DIY」ですが、いったい何の略なのでしょうか。
“Do It Yourself”「自分でやる」という意味
「DIY」は“Do It Yourself”の略で、日本語では「自分自身でやる」という意味です。
DIYの歴史は意外と古く、第二次世界大戦後、イギリスのロンドンで壊れた住居などを自分たちで直す動きが起こりました。この運動がDIYの発祥とされており、次第にヨーロッパ全域に広がっていったと言われています。
ヨーロッパからアメリカへ伝わったDIYの影響で、さまざまな資材や日用品を取りそろえた「ホームセンター」が登場し、DIYはひとつの産業として成長を遂げてきました。ちなみに、日本では1972年に初めて本格的なホームセンターが開業したと言われています。
また、「DIY」と同じ意味で使われやすい「日曜大工」は、日曜などの休日に大工仕事をするさまをあらわしており、「DIY」よりも専門性の高い作業を指しています。
そのため、誰でも気軽にチャレンジできる「DIY」の方がより広く浸透したと言えるでしょう。
「自分でやる」という考え方の大切さ
今では「自分で物作りをする」という意味で広まっている“DIY”ですが、“Do It Yourself”と=「自分でやる」という言葉の通り、自分で行動するという考え方がもとになっています。
“Make It Yourself”ではなく“Do”を使っていることからも、DIYの本質は物作りではなく、自分自身で行動を起こすという意味があると理解できるでしょう。
家屋の修繕など、たとえその道のプロでなくても快適な暮らしを実現するために、自ら行動を起こして取り組むDIY。この考え方は物作りだけでなく、ビジネスや日常生活など、あらゆる場面でぜひ覚えておきたい考え方です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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