親の何気ない行動が、子供の金銭感覚を狂わせることがある。目的もなく、コンビニへ立ち寄ったりしていないだろうか。こういった行動は、将来子供の浪費につながるかもしれない。ほかには、どんな行動をしてはいけないのか?
「子供の金銭感覚を狂わせる」親の習慣
親の何気ない行動が子供の金銭感覚に影響し、将来思わぬ金銭トラブルを招いてしまうかもしれない。子供は親の行動をよく見ているので、まだ小さいからと油断せず、次のような自分の習慣を見直してみよう。
目的なくコンビニに立ち寄る
買う物がなくても親子でコンビニに立ち寄っていると、子供も将来似たような行動をとり浪費につながるおそれがある。
「自分へのご褒美」など理由をつけて予定にない物を買う姿を見せると、子供も疲れたときに買い物でストレス発散しようとするかもしれない。自分へのご褒美がすべて悪いわけではないが、本当に必要なお金の使い方をしているか振り返ってみてほしい。
コンビニに立ち寄るクセがついているなら、立ち寄る頻度や金額の上限を決めて子供にも伝え、決めたことを守る親の姿を見せるのもよいだろう。
そうすれば子供は、自分なりのルールを決めてお金の使い方をセーブすることを学べる。
セール品や割引商品を大量に買う
セールや割引は確かにお得だが、大量に買う姿を見せると「安ければたくさん買っていいんだ」と子供に勘違いさせるおそれがある。
とくに、買った物を結局使わなかったり、使い切れずに捨ててしまったりすることが続くとよくない。
セール品や割引商品でも、必要な物を必要な量だけ買い、買った物を大切に使い切る姿を見せよう。
「安いとついたくさん買いたくなるけど、本当にほしい物を使える分だけ買うのが大事」と子供に話すのもよいかもしれない。
「子供の金銭感覚を狂わす」NG行動
親の何気ない言葉や行動が、子供の将来の金銭感覚を狂わせることがある。「まだ小さいから分からないだろう」という決めつけは危険だ。子供の金銭感覚に悪影響を与えかねない親の行動を知り、子供が正しくお金を管理できるよう導こう。
「秘密だよ」とお菓子やおもちゃを買ってあげる
「秘密だよ」と言ってお菓子やおもちゃを買ってあげる行為は、子供に「秘密でお金を使ってもいいんだ」「嘘をついてもいいんだ」と思わせてしまうおそれがある。
子供が小さいうちは、お菓子やおもちゃを買ってあげると喜ぶ上に、秘密を共有する楽しさもあり、ついやってしまいがちだ。しかし、家族間でお金を使うことを秘密にする姿は、子供の金銭感覚に影響を与える可能性がある。
子供が成長してから、お小遣いの使い道を親に聞かれてもごまかしたり、将来結婚してから配偶者に相談なくお金を使ったりと、トラブルのもとになりかねない。
お菓子やおもちゃは金額の上限を決めるなどして、必要な分は堂々と買ってあげよう。
子供がほしいと言ったときにお小遣いをあげる
子供がほしいと言ったときにお小遣いをあげると、自分でお金を管理する力が育たないおそれがある。
「決まった額のお小遣いをあげるのはまだ早い」「子供のお金の使い道を知っておきたい」といった理由で、「お金が必要なときは言って」と子供に伝える親がいる。すると、子供は「頼めばお金をもらえる」と思い込んでしまうかもしれない。
お金を管理する力が身につかないと、将来お金が足りなくなったとき親にお金をせびったり、安易にカードローンに頼ってしまったりするかもしれない。
子供が自分でお金を使うようになったら、なるべく定額のお小遣いをあげて管理させよう。子供を信じて任せることで、お金をやりくりする力が養われる。
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「子供の金銭感覚を狂わす」3つのNG行動 お小遣いはあげたほうがいい?
文/編集・dメニューマネー編集部
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