新NISAが始まる2024年1月まであと少し。2023年のうちにやっておくべき3つのことを急いでおさらいしよう。
1 現NISA枠を使っておく
現行NISAと新NISAは別制度の投資枠なので、今年の枠があるなら使い切りたい。特に一般NISA枠に余裕がある場合、年内に株や投信の買い付けることで非課税枠をフルで有効活用できる。
現在、NISAを使っている場合、2024年以降の新規買い付けや新規つみたてはできなくなるが、保有している資産は持ち続けられる。一般NISAは5年、つみたてNISAは20年間の非課税枠が有効だ。
2 運用する金融機関の確認
NISA口座は1つの金融機関にしか作れないので、今NISA口座があるなら、新NISAの口座も同じ金融機関に自動的に作られる。
また、新NISAをきっかけに口座を変えたい場合、新NISAでの運用を始める前であれば、変えられる。変更しても、現NISA枠は変更前の金融機関に残る。
3 現NISAの保有資産を売るかどうか決める
現在、一般NISAで持っている資産やつみたてNISAの資産は新NISAに移行できないが、売らずに保有しておいてもいい。しかし、つみたてなどは一本化しているほうが分かりやすいし、現NISAで保有している投信などの分配金の再投資は課税枠になってしまうので、年内に一旦利益確定売りをいれて、新NISAで買い直すことも戦略としては考えられる。
2023年の営業日も残りわずか。新年に向けて年内にやっておくべきことを確かめて、必要な急いで手続きを進めよう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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