手軽に資産運用が可能ということで注目を集めているロボアドバイザー(ロボアド)。中でも圧倒的なシェアを誇るのがウェルスナビです。自動で資産運用をしてくれると評判のウェルスナビ、実際はどうなのでしょうか。申し込んだという佐藤さん(仮名)に話をうかがいました。
50代会社員投資初心者はウェルスナビを選んだ
佐藤さんは50代会社員の男性(独身)、年収は800万程度。貯蓄は2,000万円程度あります。投資には以前から興味があったものの、慎重な性格なため手を付けていませんでした。
しかしコロナ不況が叫ばれる中、投資で大きく利益をあげたという話をしばしば耳にして、「今こそやるべきじゃないか」と思うようになり、ほぼ自動で資産運用できるロボアド、なかでもひときわ耳にすることの多いウェルスナビを選びました。
初期投資は悩みましたが、貯蓄のうちの2.5%にあたる50万円を投資することにしました。
申し込みは簡単、6つの質問に答えるだけ
申し込んだのは2021年5月6日、スマホで数分で終わるほど簡単でした。
というのも、いくつかの質問に答えるだけ。聞かれたのは、年代、年収、金融資産、毎月の積立額、資産運用の目的、株価が1ヵ月で20%下落したらどうするかといった質問でした。選択式でチェックを入れるだけ。
佐藤さんのリスク許容度は3でした。
運用初日にマイナスに!
実際に運用が開始されたのは5月11日。しかし、初日にいきなりマイナスになります。評価額の合計は49万7,428円。スマホの画面には「損益がマイナスとなり、不安を感じていらっしゃいますか?」の文字が表示されました。
開始初日のマイナスはもちろん不安以外の何物でもありません。5月12日には49万3,784円。5月13日には49万456円まで落ちこみました。
そもそもの投資額が大きいわけではないのですが、開始から一度も増えることなく下落が続いたのにはさすがに佐藤さんもへこんだようです。
1ヵ月後はいくらになった?
その後、米国債券や金から値を戻していき、ウェルスナビ開始から約1ヵ月経った6月6日現在の評価額合計は50万9,558円。+1.91%となりました。
コロナ禍の今、経済は依然として先行き不透明です。そもそも、投資には絶対が存在しません。佐藤さんの今後の数字はどうなるのか気になるところです。
文・しらいはるか(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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