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1分解説 ずっと日経平均株価に選ばれてる企業とは?

2021/11/18 09:00

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【連載 第1回】日経平均ってなんだろう? 1分解説 日経平均株価を構成する225銘柄は、毎年10月1日に入れ替えが行われています。昨年、2020年は日本化薬 <4272> を外してソフトバンク <9434> が採用されました。 入れ替えは毎年。入れ替え数に上限はないが1〜3社入れ替えが通例 入れ

【連載 第1回】日経平均ってなんだろう? 1分解説

日経平均株価を構成する225銘柄は、毎年10月1日に入れ替えが行われています。昨年、2020年は日本化薬 <4272> を外してソフトバンク <9434> が採用されました。

入れ替えは毎年。入れ替え数に上限はないが1〜3社入れ替えが通例

入れ替えの目的は、経済状況、産業構造の変化を反映させることです。入れ替える銘柄数は通例は1~3銘柄ですが、上限はありません。より日本経済を表すために必要だと思われる分だけ、銘柄が入れ替えられます。人気が高い、知名度があるといった理由だけでは決まらず、日本経済新聞社が、業種のバランスを加味しながら、流動性、株価の変動率などを考慮して決めています。

日本経済新聞社は業種を6つのカテゴリー──「技術」「金融」「消費」「素材」「資本財・その他」「運輸・公共」──に分けており、さらにそれを細かなセクターに分けています。例えば「技術」は、医薬品、自動車、通信、電気機器、精密機器の5つのセクターから構成されています。

30銘柄が一気に変わった時もある

定期入れ替えに上限はないと書きましたが、ただ2000年の4月には30銘柄という大幅な入れ替えを実施しています。

この時はITへの注目がとりわけ高まっており、東京エレクトロン <8035> 、ファナック <6954> 、アドバンテスト <6857> 、TDK <6762> 、太陽誘電 <6976>などが組み入れられました。これらの企業は今なお成長しています。

この時入れ替えられたのは、体質の変わっていなかった、ITの時代に遅れていると見られた企業でした。この時は結果的に「素材」カテゴリーから「技術」カテゴリーに比率が傾きました。

構成銘柄は変わっていますが、1950年の算出スタートから70年たってもずっと採用され続けている銘柄もあります。

例えば、富士フイルムホールディングス <4901> やキッコーマン <2801> 、味の素 <2802> です。

富士フイルムホールディングスは創業時は写真フィルム、印画紙、感光材料でしたが、時代の流れとともに多角化を進め、現在では医薬品カテゴリーで成長を続けています。キッコーマンや味の素についてもグローバルに展開して成長を続けています。

継続採用されている企業は、古いといったイメージとは逆に、今後も高い成長期待が見込まれているという面もあるでしょう。

一度外れたものの復活した企業も

中には、一度外されたものの225銘柄に返り咲いた企業もあります。

たとえば高島屋 <8233>は92年9月に除外されたものの、2001年3月に再び採用されています。また、東宝 <9602> は1991年10月に除外となりましたが、こちらも2006年10月に返り咲いています。

なお、日本経済新聞社は、日経平均の算出要領と銘柄選定基準の一部変更を検討しています。新ルールは2021年10月の定期見直しから適用するようです。

市場関係者からは、任天堂 <7974> や村田製作所 <6981> など、これまで組み入れ期待があった企業が採用されるのではといった期待の声があがっています。こういった先行きへの思惑や期待感も株価には反映されますので、銘柄入れ替えの動向にも注目が必要です。

文・村瀬智一(RAKAN RICERCAアナリスト
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)

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