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5000万円超えも?日産「スカイラインGT-R」高騰が止まらない4つの理由

2021/09/19 13:20

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初代発売から50年以上が過ぎた今も、カリスマ的人気を誇る日産自動車 <7201> の「スカイラインGT-R」。中古車価格は高騰し続け、5000万円を上回るものもある。なぜ、数十年前の車がそんな高値で取引されているのだろうか。 「ハコスカ」「ケンメリ」スカイラインGT-Rシリーズ GT-Rシリーズの歴史は、1

初代発売から50年以上が過ぎた今も、カリスマ的人気を誇る日産自動車 <7201> の「スカイラインGT-R」。中古車価格は高騰し続け、5000万円を上回るものもある。なぜ、数十年前の車がそんな高値で取引されているのだろうか。

「ハコスカ」「ケンメリ」スカイラインGT-Rシリーズ

GT-Rシリーズの歴史は、1969年に三代目スカイラインの特別モデルとして発売された初代から始まり、1999年に発売された5代目まで存在する。

後継の現モデルは「日産・GT-R」で、スカイラインの名前はついでいないのだが、GT-Rは「日本が世界に誇るハイパフォーマンスカー」として、海外でも非常に人気が高い。

第一世代

初代……前期PGC10型(1969~70年)・後期KPGC10型(1970~72年)*通称ハコスカ
2代目 ……KPGC110型(1973年)*通称ケンメリ

第2世代

3代目……R32型(1989~94年)
4 代目……R33型(1995~98年)
5代目……R34型(1999~2002年)

人気No.1は「R32型」

いずれのシリーズも価格が上がり続けているが、その中で圧倒的な人気を誇るのは、RB26DETT型ツインターボエンジン搭載の「R32型」だ。馬力はカタログ値で280程度だったが、わずかにチューニングするだけで、400馬力まで引き上げられるスーパースポーツカーだった。

発売当初の新車価格は450万円前後で、高騰前は状態のそれ程良くない中古車ならば、数十万円台で入手できた。

しかし、2020年5月には、価格帯が約230万~1800万まで大幅に上昇した。2021年5月現在、スカイラインGT-Rシリーズを中古車サイトで検索してみると、2000万~3000万円台のものも多数ある。

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価格高騰が止まらない4つの理由

GT-R
(画像=日産GT-Rにも引き継がれている丸型のテールランプ(bluebeat76 / stock.adobe.com))

価格高騰が止まらない理由として、以下の4つが挙げられるだろう。

1 国境と世代を越えたカリスマ的ブランドネーム

一番に考えられるのは、日産スカイラインがもつ国際的ブランドネームだ。英BBCの自動車番組「トップ・ギア」では、「日本を象徴する車」のNo.1に選ばれるなど、世界中で高い評価を受けている。

また、日産スカイラインをリアルタイムで知っていた世代のみならず、後継車種である日産GT-Rを通して、スカイラインGT-Rの存在を知った若い層からの支持も厚い。

2 希少性が高い

いずれのシリーズも数十年前に生産が終了しており希少性が高い。そのため市場に出回る数は増えず、「欲しい」という熱がおさまることがない。

特に、生産台数がわずか200台未満という「ケンメリ」は、「幻のGT-R」として世界のコレクター間で神聖化されており、5000万円の値が付けられるものもあるという。

3 「25年規制」の解禁で米国のマニアが買いやすくなった

アメリカの「25年規制」が解禁された影響も大きい。これは、原則として右ハンドル車の輸入が禁止されている同国で、製造から25年経過した車両はFMVSS(連邦自動車安全基準)の制約を受けることなく、輸入や販売、登録ができるという規制である。

現在、解禁対象となっているのは、初代~R33型。2014年にR32型の輸入が解禁された際は、アメリカから大量の買い付けがあり、これが中古車価格の上昇を招いたとされている。当時、約200万円で日本から輸入したR32型が、アメリカでは2.5~3倍の価格で販売されていたという。

2024年に解禁予定のR34型も、2020年10月には800万円だった底値が、2021年2月には1300万円に達するなど、すでに価格高騰が始まっている。

4 人気映画「ワイスピ」やYouTubeが影響

米人気アクション映画「ワイルド・スピード」などの影響も大きい。同シリーズの5作目「ワイルド・スピード MEGA MAX」(2011年公開、原題Fast Five)に、ハコスカを筆頭とするGT-Rシリーズが登場したことで、「日本を代表するチューンドカー」としての存在感を発揮。さらに、「25年規則」解禁後は、YouTubeなどの動画サイトに、米カーマニアによるGT-Rの動画や批評が続々と投稿され、GTR熱の再燃を後押しした。

「スカイラインGT-R」を愛してやまないというファンならともかく、自動車に関心がない人からすると、ちょっと信じがたいほどの額がついている現状。ファンやマニアからすれば、GT-Rが注目され、「乗りたい」という人が世界中で増えている今の状況に、嬉しさの反面、(なかなか手に入らないことから)いらだちを感じているかもしれない。

文・アレン琴子(オランダ在住のフリーライター)
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)
画像・Belogorodov / stock.adobe.com

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