日本との合作映画が公開

この国のアニメ制作会社と東映アニメーションが共同制作した長編アニメ映画「ジャーニー　太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語」が、6月25日に公開されます。「沙特阿拉伯」とはどこの国でしょうか？

正解はサウジアラビアです。

イスラム教の2大聖地であるメッカとメディナを擁するサウジアラビアは、イスラム教発祥の地とされています。

世界有数の産油国で、石油埋蔵量と生産量、輸出量のいずれも世界最大級を誇る同国。国有石油企業のサウジアラムコは、 米国経済誌『フォーチュン』が発表した世界企業番付、2020年「Global 500」 において、世界で最も収益性の高い企業一位に選ばれました。

同国は現在、輸出総額の約9割，財政収入の約8割を石油に依存しています。近年、石油に頼らない政策を進める背景には、人口増加や原油価格政策の見直しの必要性があると言われています。

ちなみに、サウジアラビアにはトヨタ自動車 <7203> の大口取引先で、自動車販売を行うアブドゥル・ラティフ・ジャミールもあります。

ペプシコなど、ドバイからサウジへ拠点を移動

日本を含む多くの外国企業や金融機関は、中東・アフリカ圏のビジネスの拠点を、アラブ首長国連邦のドバイに置いています。しかし、サウジアラビアの新たな政策である、外国企業誘致の取り組みにより、ドバイからサウジアラビアの首都リヤドに拠点を移す企業が増えています。

拠点の移動を決めた企業には、米飲料メーカーのペプシコや、米石油サービス大手シュルンベルジェ、コンサルティング会社デロイト、カナダの大手ファストフードメーカーのティム・ホートンズ、ドイツの自動車部品メーカーのロバート・ボッシュなどがあります。

ドバイに追いつこうと、海外企業の拠点誘致に力を入れるサウジアラビア。これから移転する企業はますます増えると予想されます。

文/編集・dメニューマネー編集部

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