「アマゾンが1分間にいくら売り上げを上げているか」──想像はつくでしょうか?
昨今のコロナ禍の中でも、アマゾンをはじめとしたIT大手は売り上げを大きく伸ばしていますが、アマゾンは1分間に9000万円近く売り上げています。アップルは7000万円、フェイスブックは2000万円だそうです。
米国のビジネスニュースチャンネルCNBCが、テクノロジー大手各社の2021年1月〜3月の売上を90日間(12万9,600分)で割った結果を公表しています。これを見ると、アマゾンやアップル、グーグルなどが1分でどれくらい売り上げを上げているか分かります。
アマゾンは1分で9000万円売り上げる!
1分間の売上は以下の通りです(1ドル110.20円で計算)。
順位 | 企業名 | 1分あたりの売り上げ(日本円換算) |
---|---|---|
1 | アマゾン | 83万7,330.25ドル (9227万円) |
2 | アップル | 69万1,234.57ドル (7617万円) |
3 | アルファベット(グーグル) | 42万6,805.56ドル(4703万円) |
4 | マイクロソフト | 32万1,805.56ドル (3546万円) |
5 | フェイスブック | 20万1,936.73 ドル(2225万円) |
6 | テスラ | 8万162.04ドル (883万円) |
7 | ネットフリックス | 5万5,270.06ドル (609万円) |
テクノロジー大手と超富裕層の闇がクローズアップ
コロナ禍で外出が控えられるようになり、巣ごもり需要が高まりました。買い物はネット通販で済ませ、動画配信サービスなどを楽しむという人が増えています。そうした変化が、IT大手各社の売り上げ増につながったといえそうです。
こうした中で、アマゾンのジェフ・ベゾス氏ら富裕層が「所得税をほとんど支払っていない」ことが話題になりました。米非営利調査報道団体、プロパブリカによると、税法の穴をついて所得税を1%以下に抑えたり、完全に免税されたりしていたそうです。この報道に対し、不公平感を訴える声が広がっています。
最近、民主党のバイデン政権は独占禁止法を強化し、これらテクノロジー大手が中小企業を市場から排除しようとする行為の取り締まりに力を入れていますが、今後アメリカでは支配力を持つ大手企業の市場独占や、税法を駆使した税金逃れをしている超富裕層への風当たりがさらに強くなりそうです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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