家計を見直したい

相談「副業の収入が7万円ある。どういう割合で使えばいいでしょうか」

2022/08/16 19:00

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会社員・男性(43)、共働き 子ども2人(中3、中1)の相談 「半年前から副業を始め、最近の収入は経費を引いて1ヵ月7万円ほどあります。副業を始めたばかりで金額が少ないうちは使い切ってしまいましたが、今後は使い道をしっかり決めたいです。貯金、投資、子どもの習い事、娯楽など、何にどのくらいの割合で使うといいでしょうか。目

会社員・男性(43)、共働き 子ども2人(中3、中1)の相談

「半年前から副業を始め、最近の収入は経費を引いて1ヵ月7万円ほどあります。副業を始めたばかりで金額が少ないうちは使い切ってしまいましたが、今後は使い道をしっかり決めたいです。貯金、投資、子どもの習い事、娯楽など、何にどのくらいの割合で使うといいでしょうか。目安があれば知りたいです」

アドバイス1 副収入の使い方の目安は「消費:貯蓄=7:3」にしましょう

副収入は会社のボーナスと同じように考え、「消費:貯蓄=7:3」のバランスで使うといいでしょう。

相談者の場合、1ヵ月7万円ほどなので消費に約5万円、貯金と投資に約2万円です。

月によって金額が増えたり減ったりするかもしれませんが、基本的には「7:3」のバランスをキープしましょう。使い道とその割合を決めておけば、特定の支出に偏らず、毎月有意義に使えます。

あまりお金を使わないなら、消費の比率を下げて6:5や5:5などにしても構いませんが、貯蓄を3割未満に下げないようにしましょう。

アドバイス2 毎月必ず必要になる支出は本業の収入から出す

副収入を子どもの習い事にも使おうと考えているようですが、これは本業の収入から出したほうがよいでしょう。基本的な考え方は、毎月必ず必要になる支出は副収入ではなく、本業の収入から支出するということです。

副業の収入から出していると、副業で稼げなくなった、収入が減ってしまった時に困ります。習い事で支出が増えた分、その分は、娯楽費などを副収入からまかない調整しましょう。

たとえ副収入がなくなったとしても困らない家計の仕組みを維持し、そのうえで副収入は生活を豊かにするため上手に活用しましょう。

「副業で7万円稼ぐなんてうらやまましい。自分には無理」と思う人も多いでしょうが、会社員の副業による平均月収は6.82万円というデータがあります(パーソル総合研究所「副業の実態・意識調査」)。これはコロナ禍前、2018年のデータですが、サラリーマン、OLでも強みを生かして副業で稼げる時代です。難しいと決めつけずに探して挑戦してみてはいかがでしょうか。

文・武藤貴子(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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