銀行で使われている業界用語「座布団(ザブトン)」って何?──【ビジネス・業界用語】

2022/08/22 07:00

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/3y_7-QDMRsOlRN6iSRZcig.jpg
お金の番人と言ったら「銀行」。給与や年金を預けるだけでなく、超低金利のメリットを活かして銀行からの借入で不動産や車を購入した人も多いのではないでしょうか。日々多額の資金が動いている銀行で使われているのが「座布団(ザブトン)」。 『○○会社から座布団の振り込みがあります』などと使われていますが、この業界用語知っていますか

お金の番人と言ったら「銀行」。給与や年金を預けるだけでなく、超低金利のメリットを活かして銀行からの借入で不動産や車を購入した人も多いのではないでしょうか。日々多額の資金が動いている銀行で使われているのが「座布団(ザブトン)」。

『○○会社から座布団の振り込みがあります』などと使われていますが、この業界用語知っていますか?

銀行にあるサブトンの重さは約10kg!

座布団(ザブトン)は、1億円の現金を指します。1千万円の札束の厚みは、約10㎝あります。1千万円の札束を正方形に敷き詰めると、座布団ほどのボリュームになることから、そう呼ばれています。重さは約10kgです。ちなみに、1千万円の札束は「レンガ」と呼ばれています。

大手銀行が紙通帳の発行を手数料化

三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行 などの大手銀行では、新規で口座開設した場合、以前は無料だった紙通帳の発行に手数料を導入しています。手数料は、年ごとや通帳発行ごとにかかるなど銀行によって異なります。また、未成年や70歳以上の高齢者などは、対象外になっている銀行もあります。

紙の通帳を発行するには、1口座あたり年間200円の印紙税がかかります。三井住友銀行は個人口座を約2,700万口座、みずほ銀行は約2,400万口座を抱えています。

毎年、両行とも50億円規模の印紙税を国に納めていたことになり、さらに、印刷代や紙代などのコストも負担となっていました。このような税金や経費負担が銀行の収益を圧迫していたため、手数料の導入に踏み切ったようです。

Web通帳はメリットが大きい

紙通帳からWeb通帳へ移行するメリットは、銀行へ足を運んで記帳にいかなくてもWebで取引や残高確認ができ、通帳の紛失、盗難のリスクが無くなる点です。また、銀行によっては、条件付きで振り込みやATMの時間外手数料の無料化などの特典が受けられることもあります。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
「老後破産が不安」なら読みたい【特集・老後の備え】
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
もし10年前に米ドル預金を100万円していたら?
SBI証券と楽天証券どちらで開設する?(外部)
お金が貯まる?風水・占い記事