警視庁の要人警護職といえば「SP」。安倍元首相の銃撃現場にも配置され、存在がクローズアップされています。「SP」は、アメリカ大統領を護衛する機関・シークレットサービス（SS：Secret Service）を参考に作られた任務と言われています。近年では女性も活躍している「SP」ですが、何かの略称です。

一体「SP」とは何の略でしょうか。

「SP」は要人警護任務に専従する警察官

「SP」は、Security Police（セキュリティーポリス） の略で、警視庁の警備部警護課に所属している私服警察官です。1975年に三木武夫首相（当時）が暴漢によって殴打された事件を機に設立されました。

「SP」知力体力を備えた護衛のスペシャリスト

「SP」に必要とされる条件は、柔道や剣道、射撃の上級の腕前と判断力や精神力の強さを兼ね備えていることです。最近では厳しい審査をクリアした女性のSPも誕生しています。警護対象者は、首相や閣僚、衆参両院議長、政党幹部や首相経験者、最高裁判長、国賓などの要人です。

主な仕事は、要人が遊説などで地方に赴く際の同行、要人が到着前に現場の不審者や危険物の事前調査、射撃などの突発事案の対応などがあり、地方の警察と連携をして警護にあたります。拳銃などの武器を装備し、あえて「SP」の存在をアピールしながら、要人の警護を行っています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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