もし、家族や恋人が投資詐欺で騙されていたとしたら──。このようなことになっては大変です。ここ2年で投資詐欺の相談件数は増加しており、30〜50代と比較的若い年代の人が被害を受けています。家族や恋人が騙されていないかどうかさりげなく確認し、被害を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
共有PCの検索履歴を確認する
家族で共有しているパソコンがある家庭は、Webブラウザの検索履歴を確認するのが有効です。「仮想通貨」「投資」「FX」などのキーワードが急に増えていたら、注意しましょう。
また、検索履歴が一切残っていない場合も要注意。あえて削除しているか、シークレットモードを使って隠れて検索している可能性があります。
スマホ行動に変化はないか?
現在増えている投資詐欺は、SNSやマッチングアプリから勧誘されるケースが多いため、騙されている場合はスマホに関わる行動にも変化が見られます。
スマホを触る時間が増えている、正体不明の通知が来ている、画面を隠そうとするといった行動があれば注意しましょう。
なお、小学生以下の子どもや高齢の親であれば、スマホにフィルタリングを設定し、そもそもそのような接触をさせないというのも有効です。
相手のわからない電話や予定は要注意!
投資詐欺にハマっていくと、電話や対面でも相手との接触が増えていきます。
相手不明の電話がかかってくる、詳細のわからない予定が入っていて、そのことに対して質問してもはぐらかす場合は要注意。
この段階になると、すでに大きな額の被害が出ている可能性もあるため、早急に対処したいところです。
切り出し方にも注意しよう
このようなチェック方法で「騙されているかも」と思ったら、まずは本人と話して事実を確認しましょう。
ただし、ダイレクトに伝えると相手のプライドを傷つけたり、相手が正直に話さなかったりするため、切り出し方には工夫が必要です。
・「あの人が投資詐欺に遭ったらしい」と芸能人や知人など他人の話題で探る
・投資に興味があるふりをして相談してみる
・本人と仲の良い友達に探ってもらう
このように、工夫して探るとスムーズに状況を把握できるでしょう。
他人事と思いがちな詐欺ですが、意外と身近な人が被害に遭っているかもしれません。一度チェックしてみましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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