貴金属やウイスキーやワインなどの実物資産を持つ人が多い中、ここ数年注目されているのが「スニーカー投資」です。ロレックス投資などは有名ですが、スニーカー投資は聞き慣れません。どのような投資手法なのでしょうか。
価値の高い「限定スニーカー」を売買
ナイキを始め、有名スニーカーブランドは定期的に供給量の少ない限定品を発売します。それらには世界中にファンがいるため需要が高く、高い確率で値上がりします。
中でも有名ブランド同士のコラボ商品は価格が上がりやすく、以下のように10倍以上の値が付くことも珍しくありません。
モデル | 定価 | 二次流通価格 |
---|---|---|
ナイキ×ディオール Jordan 1 Retro High | 26万4000円 | 100万円〜400万円 |
ナイキ×トラヴィス・スコット×フラグメント Air Jordan 1 Low | 1万8150円 | 17万円〜25万円 |
ナイキ×シュプリーム DUNK LOW | 1万2100円 | 12万円〜20万円 |
このような限定スニーカーを一次販売で手に入れ、「StockX」や「SNKRDUNK」などの二次流通市場で販売するのが一般的なスニーカー投資の流れです。
2022年現在、市場規模はさらに拡大しており、今後はウイスキーやワインと同じように価値のある現物資産としての地位を確立するかもしれません。
ローリスクで始めやすい
スニーカー投資のメリットは、何といってもリスクの低さにあります。
一部のスニーカーを除けば単価は数万円以下と安く、初期投資も不要。また、有名ブランドとのコラボ商品を始め、値上がりするモデルがわかりやすくニーズが安定しているため値崩れもしにくいといえます。
デメリットを挙げるとすれば、限定スニーカーの多くは抽選で販売され、当選確率が極めて低いため、安定して大きな利益を上げるのが難しいことです。
また、スニーカーのソールは加水分解によって劣化するため、ノウハウがないと長期保管が難しく、短期売買で取引する必要があります。
全体として見ると、ローリスク・ローリターンの投資といえるでしょう。スニーカーが好きなら、スニーカー投資を始めてみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・New Africa / stock.adobe.com(画像はイメージです)
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