水道は電気と違って契約する会社が変えられないので、水道料金を節約するには、日々使い方を工夫するしかありません。節約のカギは、風呂・トイレ・炊事での使い方です。
風呂──シャワーではなく湯船につかる
入浴をシャワーで済ませるよりも湯船にお湯をはったほうが、水道代を抑えられます。
シャワーを3分間流しっぱなしにすると約36リットルの水を使います。仮に4人家族がそれぞれ10分ずつシャワーを使うと、水の使用量は480リットルです。
浴槽にお湯をためた場合、水の使用量は約200リットル となります。ためたお湯で体や頭を洗えば、シャワーを流しっぱなしで使う場合に比べて280リットルの節約になります。
東京都の水道料金は1リットル約0.24円なので、計算すると1日で約67円抑えられ、1年で約2万5000円の節約になります。
残ったお湯を洗濯などに利用すれば、さらに使用量を減らせます。
トイレ──流すときに大・小のレバーを使い分ける
トイレを使用した後、大・小のレバーを使い分けることも水道代の節約につながります。
大のレバーで水を流した場合は約5リットルの水を使い、小のレバーを使った場合は、約4リットルす。
4人家族が1人1日5回トイレを利用した場合、大小のレバーを意識して使い分けるだけで水の使用量を1日16~20リットル減らせます。水道料金は1日約4~5円、年間で約2000円抑えられる計算です。
キッチン・炊事──お皿は手洗いより食洗機を使う
食器を洗う際、手洗いするより食洗機を使ったほうが水道代の節約になります。
水を流しっぱなしで食器を手洗いすると5分間で約60リットル、料金は約14円かかります。朝昼晩の3回で約42円かかります。
もし食洗機にすれば、1回の水の使用量は約9リットル、料金は約2円で、1日2回使っても水道代は約4円です。1日3回食器を洗うよりも約38円安く、1年間では約1万4000円の節約になります。
さらにまとめ洗いで洗う回数が減ると、その分水道代を節約できます。
気になるのは食洗器の電気代ですが、電気代を考えても全体でかかる費用は安くなる計算です(パナソニック資料から計算)。
家族で一緒に節水に取り組めば、年間の節約効果はかなり大きくなるのではないでしょうか。
文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
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