テレビや映画を始め、SNS動画やCG、スマホアプリなど多様なジャンルからなる映像業界。映像業界には、昔から独特な言い回しがあり、『ザギンでシースー』などの逆さ言葉は有名です。そんな映像業界で使われているのが「とっぱらい」。
ギャラに関連する業界用語ですが、「とっぱらい」とは何か知っていますか。
「とっぱらい」は当日払いの報酬
とっぱらいとは、ギャラ(出演料、報酬)や交通費などを当日に現金で支払う当日払いを指します。語源は当日払いを略した言葉や取り払いの発音が変化した言葉など、諸説あるようです。
ちなみに、冒頭の逆さ言葉は『ザギンでシースー』は、『銀座で寿司』を表しています。
近年は安全上の理由からギャラは銀行振込が増えているようですが、地方営業中心の芸人や落語家、インディーズバンドなどは、「とっぱらい」での支払もあるようです。
芸能界のギャラは営業で稼ぐ
映像業界といえば、芸能界と深く関わりがありますが、芸能界では「テレビは顔見せ、稼ぐのは営業」という言葉があるようです。芸能人がイベントで芸やトークを披露する、いわゆる「営業」は、割が良い仕事と言われています。
例えば、テレビなどにあまり出ていない新人タレントや芸人は、規模や主催者にもよりますが、1回のイベントのギャラ平均は数万円~10万円程度のようです。ある程度知名度がある場合は数十万円、誰もが知る大物芸能人ともなると数百万円になることもあります。
ギャラは全ての営業や仕事で発生するのではなく、映画の舞台挨拶や番組の宣伝のための1日電波ジャックのような各番組数分の出演に対しては、発生しないこともあるようです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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