男女の「平均寿命の差」が大きい県!3位鳥取、2位沖縄、1位は?【ランキング】

2022/12/18 16:30

平均寿命の男女差は、都道府県ごとに違います。中には男女の平均寿命の格差がかなり大きい都道府県もあり、男女差が7年を超える県も存在します。なぜ、ここまで格差が生まれるのでしょうか。平均寿命格差が大きい都道府県トップ3と、その理由を見てみましょう。 平均寿命の男女差が7年を超える3県 平均寿命の男女差が大きい都道府県トップ

平均寿命の男女差は、都道府県ごとに違います。中には男女の平均寿命の格差がかなり大きい都道府県もあり、男女差が7年を超える県も存在します。なぜ、ここまで格差が生まれるのでしょうか。平均寿命格差が大きい都道府県トップ3と、その理由を見てみましょう。

平均寿命の男女差が7年を超える3県

平均寿命の男女差が大きい都道府県トップ3は、1位青森県7.27年、2位沖縄県7.17年、3位鳥取県7.10年です。

男女差が7歳を超えるのは、トップ3の青森県・沖縄県・鳥取県の3県だけです。厚生労働省の2015年(最新)調査によると、平均寿命の男女差の全国平均は6.23年です。ちなみに、男女差が最も小さい愛知県5.76年と青森県を比べると、1.51年もの差があります。

青森は男女とも平均寿命が圧倒的に短い

1位の青森県は、平均寿命が短いことで知られています。2015年(最新)の平均寿命の都道府県ランキングでは、男女とも47位でした。

平均寿命の全国平均は男性80.77歳、女性87.01歳ですが、青森県は男性78.67歳、女性85.93歳です。男性が約2年、女性が約1年、全国平均より平均寿命が短いということです。

青森県は濃い味付けを好む人や飲酒・喫煙習慣のある人が多いため、平均寿命が短いといわれています。

濃い味付けや飲酒・喫煙習慣は、心臓病の危険因子です。女性ホルモンには心臓を保護する働きがあり、心臓病の死亡率は男性のほうが女性よりも高くなっています。若くして亡くなる男性がいることで、男性の平均寿命がより短くなっているのかもしれません。

沖縄と鳥取の平均寿命は男性が短く女性は長い

2位の沖縄県と3位の鳥取県では、女性は平均寿命が全国平均より長く、男性は短いことから、男女差が大きく開いています。

かつて沖縄県は長寿県として有名で、平均寿命の都道府県ランキングでは男女とも全国1位を獲得したことがあります。しかし、米軍基地によってファストフードが普及し、食生活が大きく変化しました。

ファストフードで肥満が進むと、動脈硬化が進んで血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。特に50歳頃までは、ホルモンの影響で男性のほうが女性よりも動脈硬化が進みやすいといわれています。若くして亡くなる男性がいることで、平均寿命が短くなったのかもしれません。

食事を始めとする生活習慣の違いは、健康や平均寿命に大きく影響します。忙しい毎日の中で生活習慣を見直すのは難しいかもしれませんが、関心を持った時がチャンスなので、自分のライフスタイルを振り返るきっかけにしてください。

文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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