「GMS」とは、食料品だけでなく衣料品や家電、家具、雑貨などを扱う大衆向けの総合スーパーのことです。商品ごと売り場が複数階に分かれているのが特徴で、プライベートブランド商品の開発や販売にも積極的です。家族連れで賑わうSC（ショッピングセンター）の中にも、「GMS」が入っていますが、何かの略称です。

一体「GMS」とは何の略でしょうか。

「GMS」はセルフサービス方式の大規模な小売店

「GMS」は、General Merchandise Storeの略で、英語の“一般的な”や“全般的な”を表すGeneralと“商品（を販売する）”を表すMerchandise、“小売店”を表すStoreの頭文字を取った言葉です。

「GMS」は、食料品販売のスーパーが主体となり、発展していった小売業態です。日常生活で必要な物を総合的に扱っているデパートに近いスーパーマーケットで、代表的な日本の「GMS」はイオン〈8267〉やイトーヨーカドーなどです。

また、「GMS」の他に、映画館、フードコート、大型娯楽施設、アパレル直営店が入った巨大商業施設は、SC（ショッピングセンター）やショッピングモールと呼ばれています。

「GMS」大手イオンは損益改善

イオンの2022年2月期（連結）の国内「GMS」事業の営業収益は３兆3,004億円で、前期比1.8％減、営業損益は23億円でした。ネットスーパーの強化や品揃えの見直しなどが奏功し、食品部門の売り上げが好調。赤字幅が改善されました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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