老後の生活でゆとりをもつには、現役世代で収入があるうちからしっかりと計画しておく必要がある。それを怠っている夫婦には、“老後貧乏”な苦しい暮らしが待っている。そうならないために、老後貧乏になる夫婦がやりがちなことを確かめておこう。
お互いの支出を把握していない
お互いがどのくらい稼いでいるのか把握していない夫婦は、老後の暮らしが苦しくなることが多い。
家計の管理をどちらか一方に任せきっている夫婦に多いので、もし、お互いの収入をきちんと把握していない場合は、しっかりと夫婦でお金のことを話す時間を作りたい。
教育にお金をかけ過ぎている
子どもの教育は将来への投資ではあるが、だからといって家計にあっていない額を「子どものためだから」と払っていたら、老後貧乏に陥ってしまう。
子どものためにできることが、やみくもにお金をかけることとは限らない。あくまで家計・収入に見合った投資を考えたい。また低金利の時代、教育ローンなどを有効に活用する案もあるだろう。
退職金に期待している
老後貧乏になる夫婦には、退職金に期待しすぎるという共通点もあるようだ。退職金をあてにして高い買い物をすると、定年後に年金からローンを払い続けることになる。
そもそも退職金の平均額はここ10年ほどできく減っている。大卒の退職金の平均額は、1997年に2800万円だったが、2018年は1800万円と10年で1000万円も少なくなっている。さらに、これからも下がらないとはいえないし、自分がもらえると思っていた額どおりもらえるとは限らない。
また、退職金を全額投資につぎ込むのも危険だ。退職金は年金とともに老後の生活の要となる大事なお金として、受け取れる額をしっかり見極めて、過度な期待をせずに使い方を考えよう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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