年金を繰り下げ以外で増やす3つの方法!月5万円以上増やせる?

2022/09/11 10:30

年金受給額を増やす方法として繰り下げが挙げられますが、年金受給を繰り下げることなく、65歳から受給する年金額を増やす方法が3つあります。この3つの方法を組み合わせると、年金受給額が最大月5万6,900円増やせます。 方法1 イデコに入る──月3万8000円増える iDeCoに30年間加入して毎月1万2,000円積み立て

年金受給額を増やす方法として繰り下げが挙げられますが、年金受給を繰り下げることなく、65歳から受給する年金額を増やす方法が3つあります。この3つの方法を組み合わせると、年金受給額が最大月5万6,900円増やせます。

方法1 イデコに入る──月3万8000円増える

iDeCoに30年間加入して毎月1万2,000円積み立てると、運用利回り3%、受け取り期間15年で、年金受給額が月3万8,000円増えます。

人によって掛金の上限は異なりますが、最も掛金の上限が少ない公務員や会社員でも月1万2,000円の積み立ては可能です。

2022年10月のiDeCoに関する制度改正により、これまでiDeCoに加入できなかった会社員も原則加入できるようになります。

iDeCoには節税の効果もあり、将来受け取れる年金受給額を増やすだけでなく、掛金の全額が所得控除もできます。

方法2 60歳以降も働く──月8,500円増える

60歳以降も働くと、厚生年金の受給額が上乗せされます。正社員に限らず、週20時間以上の所定労働時間、賃金が月8万8,000円以上など一定の要件を満たす人はパートタイマーやアルバイトも厚生年金の加入対象です。

厚生年金は定額部分と報酬比例部分の2種類に分かれます。定額部分は加入期間の上限が40年間と決まっており、40年以上加入しても年金受給額は増えません。一方で、報酬比例部分は40年を超えて加入できるため、働いた期間だけ年金受給額が増えます。

60歳から65歳まで標準報酬月額20万円で5年間働くと、増える年金受給額は月8,500円です。

給料が高い人、厚生年金の加入期間が短い人、国民年金の未納期間がある人はさらに受給額が増えるでしょう。

方法3 個人年金保険に加入する──月1万400円増える

個人年金保険に加入して年金を増やす方法もあります。たとえば、月5,000円の掛金で返還率が104%の個人年金に加入すると、30年間払い込んだ場合の受け取り総額は187万2,000円です。受け取り期間を15年間とすると月1万400円増えます。

文/編集・dメニューマネー編集部

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