銀行員が教える!良い銀行員の3つの見分け方

2022/09/10 10:30

銀行でお金の相談をするなら、知識豊富で良い銀行員に聞きたいものです。話を聞くべき良い銀行員をどこで見分ければいいのでしょうか。銀行員に、いい銀行員の見分け方を聞いてみました。 見分け方1──名刺の資格を確認する「FP何級を持っているか」 名刺には資格が書いてある場合が多いですが、FP(ファイナンシャルプランニング)技能

銀行でお金の相談をするなら、知識豊富で良い銀行員に聞きたいものです。話を聞くべき良い銀行員をどこで見分ければいいのでしょうか。銀行員に、いい銀行員の見分け方を聞いてみました。

見分け方1──名刺の資格を確認する「FP何級を持っているか」

名刺には資格が書いてある場合が多いですが、FP(ファイナンシャルプランニング)技能検定の1級、もしくは2級があると、知識をしっかり持った行員といえます。

FP資格にはいくつかの種類があり、検定を行っている団体も2つ(日本FP協会、きんざい)があり、FP技能士は国家資格です。FP技能検定に合格するには、税制・不動産・住宅ローン・保険・教育資金・年金など幅広い知識を学びます。

FR技能検定は1~3級まであり、数字が小さいほど取得は難しくなります。FP3級は合格率が8割以上で、多くの銀行員が持っています。

これに対し1級は実技試験の前に受ける学科試験の合格率が10%程度と難関資格です。2級も学科試験に通るのは半分くらいで、銀行員で持っている人は多くありません。

見分け方2──用意している資料が多い

銀行員は接客前に資料の準備をしますが、用意している資料が多いと、良い銀行員だと言えます。

銀行員も販売商品のノルマがあるため、売りたい商品に絞って少ない提案資料しか持たない銀行員もいます。良い銀行員は多くの資料を用意して、お客さんの話を聞いたうえで幅広い選択肢を提案します。

もちろん多ければいいわけではないので、相談者が聞きたいこと、知りたいことにこたえる資料が用意されているかどうかは、相談時に確かめてみてください。

見分け方3──身の上話などお金以外の質問・会話をよくする

顧客のお金の相談や悩みを解消するには、「どんな金融商品を買えばいいか」といった質問に答えるだけでは不十分で、一見、お金とは関係ないような話をする銀行員のほうが、よい提案をしてくれます。

たとえば、顧客(相談者)の趣味や家族との関係、物事の考え方、将来したいことなどを引き出すような質問をすることで、人生設計や顧客の人となりを知り、その人に合った計画や商品が提案できるからです。

お金の事情は人によって違うため、適切な資金計画も異なります。子供がいるなら教育資金が必要でしょう。家を持っているならリフォームするかもしれません。さまざまな質問の中から、相談者の将来について具体的に考え、お金で困らないようにするための方法を提案してくれます。その中では、相談者本人ですら、まだ考えていないような資金需要に気づかされることがあるかもしれません。

このように良い銀行員を見分ける方法はいくつかありますが、資格が多くても実践知識がない、資料は多くても使いこなせない、お金以外の話をしても提案に生かせないという銀行員もいます。また逆に資格や資料がなくても良い提案をしてくれる銀行員もいるでしょう。

こうした見分け方や傾向をおさえたうえで、自分にあった担当者を見つけるつもりで銀行を訪れてみてはいかがでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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