退職・老後が近い

「50代の転職」失敗する人が面接でやりがちな3つのこと

2022/09/11 19:00

転職が珍しくない現在、50代で中途採用の選考を受ける人も多いはずだが、面接で失敗する人が取る行動には、あるNG行為が共通してある。20代や30代とは違い、ビジネス経験がある50代は、その経験がかえって足を引っ張ることがあるのだ。そうした失敗を招かないよう、50代で転職の面接に失敗する人がやりがちなことを確かめよう。 あ

転職が珍しくない現在、50代で中途採用の選考を受ける人も多いはずだが、面接で失敗する人が取る行動には、あるNG行為が共通してある。20代や30代とは違い、ビジネス経験がある50代は、その経験がかえって足を引っ張ることがあるのだ。そうした失敗を招かないよう、50代で転職の面接に失敗する人がやりがちなことを確かめよう。

あいさつを座ったままする

面接官が年下のことも多く、どうしても部下に接するときのクセが出てしまうかもしれないが、あいさつはちゃんと立ってしよう。

面接で先に会議室に通され、面接官が入ってきてからのあいさつは、座ったままで軽く済ませるのではなく、立ってお辞儀をしたほうが印象がいい。

もちろん、選考を受ける立場だからといって「選んでもらう」とへりくだる必要はないし、こびを売る必要もないが、年上だからという気持ちが態度や行動に出ても、損はあっても得などない。

肩書きや待遇にこだわる

面接で業務内容や将来の計画をさておき、「肩書き」にこだわった質問をしているようではいけない。50代ともなれば、転職前の会社でそれなりの肩書きを持っているだろう。中には前職と同じ肩書きは必須と考える人もいるが、こだわるべきは肩書きではない。

これと同じように、「待遇」に関する質問を優先させるのも考えものだ。給与の額や休みなどはしっかり確かめるべきだし、アピールや交渉はすべきだ。「御社に従います」という姿勢を見せることは、経験豊富なベテランが転職活動で見せるべき姿勢とは限らない。

だが、面接では「自分が入社して何ができるのか」「会社がなぜ自分を必要とするのか」といったプレゼンや質問を優先すべきだ。その上で、フェアに自分に対する評価である肩書や待遇についても確かめ、主張していくべきだろう。

事前に調べるなどの面接対策をしていない

面接を受ける会社のことを調べて臨むべきなのは、50代の面接だろうが変わらない。求人情報や会社のWebサイトはもとより、応募した企業が上場しているなら株価やIR資料、有価証券報告書などを見ておくのは当然だ。

その上で、その会社に足りないこと、自分が参加して何ができるのか、といったことを経験にもとづいて具体的に話せるようになっておきたい。

20代や30代ではなく、50代のベテランを採用する意味を証明することこそ、応募者に求められることだ。

文/編集・dメニューマネー編集部

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