子育て世帯の投資状況についての調査で、世帯年収が上がるほど投資している割合が高い実態が改めて明らかになった。
世帯年収500万円未満の場合、投資をしている割合が20.1%なのに対し、500万円以上700万円未満では38.3%、700万円以上1000万円未満だと45.5%だったという。さらに世帯年収1000万円以上では67.6%が投資しており、割合は500万円未満の世帯の3倍近い。
投資で必ず資産が増やせるとは限らないものの、年収が高い層ほど、投資でさらに資産を増やしており、逆に年収が低いと投資にお金を回す余裕がなく、資産の差が大きくなっている可能性は十分にありそうだ。
ママリ運営のコネヒトが調査
調査したのは、子育てママ向けの情報サイト「ママリ」を開発・運営するコネヒト。調査は8月、ママリアプリの利用者を対象にインターネットで実施。有効回答数は974件だったという。
世帯年収別に投資をしているかどうか聞いたところ、次のような結果となった。
世帯年収 | 投資している | していない | 検討中 |
---|---|---|---|
500万円未満 | 20.1% | 67.2% | 17.2% |
500〜700万円未満 | 38.3% | 46.9% | 14.8% |
700〜1000万円未満 | 45.5% | 37.7% | 16.8% |
000万円以上 | 67.6% | 24.1% | 8.3% |
■何に投資している? 1位は「つみたてNISA」
投資をしていると答えた人にどんな投資をしているか聞いたところ(複数回答)、最も多かったのが「つみたてNISA」で59.9%だった。
以下、投資信託(30.8%)、株式投資、イデコ、企業版DC、NISA、ジュニアNISAなどと続いた。少数回答の中には「仮想通貨(暗号資産)」「国債・社債」などもあった。
発表でコネヒトは「『貯蓄から投資』を掲げる岸田政権が策定する『資産所得倍増プラン』の目玉としてNISAの抜本的拡充等が盛り込まれる見通しですが、投資割合のさらなる押しあげに繋がることが予想され」るとコメントしている。
文/編集・dメニューマネー編集部
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