三大疾病(がん・心疾患・脳疾患)にかかった人に、病気を患ってから収入に変化があったか聞いたところ、10万円以上収入が減った人が4割いることが判明。また、1年以上、収入が減ったと答えた人が7割いたことも分かった。
1ヵ月あたりの収入が減った人は7割
調査は三大疾病にかかった経験のある20代~60代の男女1,057人で、いずれも収入源があった人を対象に8月実施された(スマートスキャン調べ)。
「病気にかかったあと、1か月あたりの収入は変わったか?」尋ねたところ、10万円以上収入が減ったと4割の人が回答。
約2割の人は収入が変わっていない、あるいは増えているようだが、病気になったことで1ヵ月あたりの収入が減ったという人は7割以上いて、その中でも、90万円以上100万円未満収入が減った人が0.5%、70万円以上80万円未満収入が減ったという人も0.3%いることが判明した。
また、7割もの人が病気のため、1年以上収入が減ったと答えている。中には、10年近く収入が減ったと回答した人もいて、病気を機に生活が大きく変わったことが分かった。
治療に300万円かかった人が3割
病気にかかったことで、収入が減った人がとても多いことが分かったが、入院や退院後のリハビリなどにかかった費用が100万円未満と回答した人は約4割だった。
しかしながら、300万円以上の費用がかかったという人も3割を超えていて、治療やその後のリハビリなどに多額の費用がかかるケースも珍しくないこともこの調査では判明した。
また、三大疾病に罹患した経験をふまえ、どのような疾病対策をしておけばよかったかを聞いたところ、検査しておけばよかったと答えた人が8割を超え、がん検診の受診をしておけばよかったと答えた人が16.3%、脳ドックの受診をしておけばよかったと回答した人が11.9%いた。
この質問では、食生活の改善をしておけばよかったと回答した人が36.3%、定期的な運動を心がければよかったと答えた人が25.2%と、日々の生活習慣に関する回答も多く、調査対象の多くが日々の生活で何かしら不摂生をしていた心当たりがある、ということも読み取れた。
ただ、三大疾病は健康を心がけた生活をしていてもかかるものなので、彼ら全員が不摂生な生活をしていたと決めつけてはならない。その点だけは注意してほしい。
文/編集・dメニューマネー編集部
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