病院やその他の施設で働く「看護師」と「保健師」。どちらも医療関係者ですが、2つの内容は少々異なります。
看護師に比べると聞きなれない「保健師」ですが、企業のメンタルヘルス対応や健康診断後の指導などを担っています。新型コロナウイルスに感染したときに「保健師」から連絡があった人もいるかもしれません。
「看護師」と「保健師」、2つの違いが分かりますか?
「保健師助産師看護師法」という法律に基づいている
「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者の世話や診療補助に従事する人です。看護師になるためには、看護学校や大学で指定の内容を学び、国家試験に合格しなければなりません。
看護師の約8割は病院や診療所に勤務していますが、介護老人保健施設や居宅サービスなどで働く場合もあります。
一方、「保健師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、保健指導に従事する人です。保健指導は病気を未然に防ぐために行います。例えば生活習慣病予備群の人が生活習慣病に移行しないよう、生活の問題点を気付かせ、行動を変える手助けをします。
保健師の国家試験を受けるためには、看護師免許を取得した上で保健師の養成課程を修了していなければなりません。そのため、保健師は看護師のあとに目指す資格だといえます。ちなみに「助産師」になる場合も同様に、まずは看護師の免許を取得する必要があります。
解答:「看護師と保健師」の違いとは……
「看護師」とは病気やケガの治療補助を行う職業で、「保健師」とは予防医療を行う職業です。保健師は主に市町村や保健所で就業しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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