創業100周年を迎えた「江崎グリコ <2206> 」。これまでに数多くのヒット商品を手がける食品メーカーです。1966年発売のPocky(ポッキー)は、世界初の棒状チョコレート菓子で、2020年から連続で、世界売上No.1のチョコレートコーティングのビスケットブランドとしてギネスに認定されています。同社の「グリコ」という社名は何かの略称です。
一体「江崎グリコ」の「グリコ」とは何の略でしょうか。
栄養菓子「グリコ」が「江崎グリコ」の原点
「グリコ」とは、看板商品のキャラメル「グリコ」に、配合されている”グリコーゲン”を略したものです。
同社は、創業者・江崎利一氏が佐賀で薬種業を営んでいた当時、漁師たちが“グリコーゲン”を含む栄養豊富な牡蠣の煮汁を捨てているのを見かけ、その煮汁をなんとか国民の健康のために活かしたいと商品化したのが始まりです。
はじめて開発されたのが社名にもなった「栄養菓子グリコ」です。子どもが大好きなお菓子に混ぜ、食べてもらうことで健康促進につながると作られました。
「江崎グリコ」といえば、大阪・道頓堀の巨大な“ゴールインサイン”は観光名所にもなっていますが、創業者が地元の神社でかけっこをする子どもが胸を張って両手を上げてゴールする姿をモチーフにして作られたそうです。
毎年11月11日は“ポッキー&プリッツの日”
同社は、数字の1をポッキーやプリッツの形に見たてて、1999年から毎年11月11日を“ポッキー&プリッツの日”と定めています。ポッキーは、棒の一部にチョコレートを塗らない“持ち手”付きのお菓子ですが、発売当初はその斬新なアイデアに話題が集まりました。
日本では、食べたときに“ポキン、ポキン”と聞こえる音をヒントにポッキーと名づけられましたが、ヨーロッパでは、“MIKADO(ミカド)”という名前で販売されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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