「赤い羽根」と「緑の羽根」の募金はどう違う?

2022/10/22 11:00

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毎年決まった時期に行われる「赤い羽根」や「緑の羽根」。どちらも募金活動として知られていますが、2つの内容は異なります。 かつては学校や職場、街頭募金のイメージが強いものでしたが、現在はオンライン寄付をはじめ募金方法も多様です。ご当地ノベルティグッズがもらえるなど、楽しみながら募金に参加できる仕組みもあります。 「赤い羽

毎年決まった時期に行われる「赤い羽根」や「緑の羽根」。どちらも募金活動として知られていますが、2つの内容は異なります。

かつては学校や職場、街頭募金のイメージが強いものでしたが、現在はオンライン寄付をはじめ募金方法も多様です。ご当地ノベルティグッズがもらえるなど、楽しみながら募金に参加できる仕組みもあります。

「赤い羽根と緑の羽根」、どのように違うかわかりますか?

どちらも民間の助け合いから始まった

「赤い羽根」とは、共同募金会が行う「赤い羽根共同募金」のシンボルです。共同募金の仕組みはアメリカで始まったものです。日本では戦後の復興のため1947年からスタートしました。現在では世界43の国や地域で行われています。なお、シンボルとして赤い羽根を用いているのは日本のみです。

赤い羽根募金は、毎年10月1日から3月31日に行われます。2022年度の目標金額は186.6億円です。2021年度の実績はおよそ169.5億円でした。集まった寄付金は各地のボランティア団体などへ助成されます。障害者や高齢者、災害で住居を失った人など、助けを必要とする人の支援に使われます。

一方、「緑の羽根」とは、国土緑化推進機構が行う「緑の募金」運動のシンボルです。このシンボルは「赤い羽根」にならい考案されました。緑の募金は国内外の森林づくりや国際協力などに活かされます。募金の呼びかけは春と秋に行われます。

春は1月15日から5月31日、秋は9月1日から10月31日です。2021年度の実績はおよそ20億円でした。なお、「緑の募金」は、もともと「緑の羽根募金」として1950年に始まりましたが、取り組みを強化するため1995年に法律が整備され、現在の「緑の募金」となりました。

解答:「赤い羽根と緑の羽根」の違いとは……

「赤い羽根」とは、助けが必要な人を支援する募金のシンボルで、「緑の羽根」とは、森林づくりに活かされる募金のシンボルです。もっとも多くの寄付金が集まったのは1995年の赤い羽根募金で、金額は265億円でした。

文/編集・dメニューマネー編集部

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