どんな意味?「ワイガヤ」──【ビジネス・カタカナ用語】

2022/10/23 08:00

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本田技研工業株式会社 <7267> が生みだした「ワイガヤ」。ご想像のとおり”ワイワイガヤガヤ”の略語ですが、立派な業務の一環です。近年では、同社に限らず使われるようになり、ネット上でも行われています。新しい技術の発明や斬新なアイデアを生み出すキッカケになるといわれていますが、詳しい意味を知っていますか。

本田技研工業株式会社 <7267> が生みだした「ワイガヤ」。ご想像のとおり”ワイワイガヤガヤ”の略語ですが、立派な業務の一環です。近年では、同社に限らず使われるようになり、ネット上でも行われています。新しい技術の発明や斬新なアイデアを生み出すキッカケになるといわれていますが、詳しい意味を知っていますか。

「ワイガヤ」はコミュニケーションの場

「ワイガヤ」とは、ホンダが昔から行っているミーティング手法で、役職や立場の違いに関係なく、同じ組織の人たちが気楽に“ワイワイガヤガヤ”とざっくばらんに話し合いをすることです。

参加者にリラックスして発言してもらうことが目的なので、旅館や保養所など社外で行われることもあります。1回あたり3~4時間程度、お酒を飲みながら進めることも可能です。

参加者は、課題やテーマについて、自由に自分の考えや想い、本音を伝えあうことで、お互いに刺激を受けたり、意見が融合したりして、自分ひとりでは見いだせなかった新しい価値や解決策、明確なコンセプトにたどり着きます。

その結果、参加した全員がそれぞれの出した意見により問題を解決できた喜びや達成感を味わうことで、モチベーションが上がり、会社全体にプラスの効果を及ぼします。

ホンダは「ワイガヤ」を業務に位置付け

実際、ホンダは長年「ワイガヤ」を正式な業務の一環として取り組み、現場の意見を車の製造に反映させることで、結果を出してきました。

1981年発売の“シティ”は、若者層をターゲットにした省燃費のコンパクトカーですが、ピーク時にはホンダ全体の月間の販売台数が1万6千台にのぼり、最高記録を更新しています。

また、2001年発売の“フィット”は、2002年に国内で最も売れた登録車のなかで、初めて首位となり大ヒットを記録しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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