食費の節約、フードロスの問題などで耳にする「賞味期限」や「消費期限」。よく似た言葉ですが2つの意味は異なります。
近年の物価上昇により期限切れ間近の食品、または期限が切れた食品を販売する小売店が注目を集めています。破格の値段ですが気になるのは「本当に食べてもいいのか」という安全性です。
「賞味期限と消費期限」、2つの違いが分かりますか?
砂糖・塩など品質の変化が極めて少ないものは、どちらの表示も省略できる
「賞味期限」とは、品質が変わらずにおいしさを保てる期限のことです。賞味期限は比較的長持ちする食品に対して表示されます。製造から3ヵ月以上先が賞味期限になる場合は日にちを省略して「年月」のみでよいとされています。
身近な食品では缶詰、インスタント食品、レトルト食品、菓子などに「賞味期限」が表示さます。備蓄用の非常食は賞味期限が長く、通常は5年程度、なかには25年の商品も存在します。一方、作り立てが売りの食品では「賞味期限10分」などと記載されている場合もあります。
一方、「消費期限」とは安全に食べられる期限のことです。製造・加工からおおむね5日以内に劣化する食品に「年月日」で表示します。弁当や総菜パン、カット野菜、肉や魚などはいたみやすいため「消費期限」で示されます。期限を過ぎたら未開封でも食べないほうが無難です。
解答:「賞味期限と消費期限」の違いとは……
「賞味期限」とは、おいしさを保てる期限で、「消費期限」とは、表示されている年月日を過ぎたら食べないほうがよい期限です。いずれも未開封かつ正しい保存方法をした場合の期限です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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