投資といえば株ですが、取引のタイミングによっては、「塩漬け」になることもあります。
「塩漬け」とは、投資家が保有する株式のある状況を表す言葉です。資金効率が悪化する原因となるこの証券用語の意味を知っていますか。
「塩漬け」は下がりすぎで売れない株
「塩漬け」とは、株価が値上がりすることを見込んで買ったが、逆に値下がりしてしまったため、売ることができずやむを得ず長い期間持ち続けている状態を指します。
売るに売れないほど値下がりしていたり、当面の間、値上がりしそうもない銘柄を持っていたりする場合に使われることが多く、損失額や保有期間などの基準はありません。このような状態に陥っている銘柄を「塩漬け銘柄」といいます。
株は売るタイミングが難しい
「塩漬け銘柄」に限らず、株は下がっても待っていれば、必ず上がるという保証はありません。証券業界には、“見切り千両、損切り万両”という格言があります。もし投資で損失が出たら、早めに見切りをつけることは千両の価値があり、損を承知で思いきって売ること(損切り)は、さらに10倍にあたる万両の価値があるという意味です。
必ずしも、損切りが功を奏すとは限りませんが、相場の回復を待つことで、さらに損失額が膨らんでしまったり、資金が凍結してしまうため運用の機会を逃したりする可能性もあります。難しい選択ではありますが、損が少ない時期に早めに売ることで、損失の額を限定し、次の投資先で挽回を狙うという考え方も必要です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年10月24日公開記事)
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