お金持ちやビジネスで成功した人たちが注目し、“心を元気にしてくれる脳内ホルモン”とされる「幸せホルモン」。海外でもハリウッドセレブやビジネスエグゼクティブが意識しており、毎日の習慣に取り入れています。

海外では論文多数の「ハッピー・ホルモン」

日本においては女性向けの美容・健康法として取り上げられることが多い幸せホルモンは、英語圏でも「ハッピー・ホルモン」（Happy hormones ）や「快感ホルモン」（Feel-Good Hormones）と呼ばれ、海外においては医学的見解に基づいた研究結果や論文がたくさん発表されています。その分泌を促すサプリメントも人気です。

特に次の4つのが「幸せホルモン」と呼ばれ、毎日のちょっとした心がけで増やせるそうです。

・イライラ解消？「セロトニン」……良質な睡眠をとる、日光浴をする、感動するなど
・モチベーションアップ？「ドーパミン」……目標をもつ、適度な運動や瞑想をするなど
・心に安らぎ？「オキシトシン」……人や動物と交流する、感謝の気持ちをもつなど
・テンションと集中力アップ？「エンドルフィン」……有酸素運動をする、好きなものを食べるなど

海外セレブが実践する「ホル活」

海外セレブはどうやって、幸せホルモンをたくさん出す「ホル活」をしているのでしょうか。

リウッド女優のグウィネス・パルトロウさんは、「睡眠は食欲やエネルギーのレベルにも大きく影響するため、生活の中で最優先されるべき」として、睡眠は毎日7～10時間、食生活では、朝食はアーモンドバターとアボカドを入れたスムージー、昼食はアボカドとオリーブオイルで和えたチキンサラダ、おやつにアーモンドなど、良質な脂肪分を積極的に摂るように心掛けているそうです。

また、エクササイズの一環として、20年以上ヨガを続けています。ヨガはエンドルフィンやオキシトシンの分泌を促すほか、日光を浴びながら行うことによりセロトニンも増えるなど、「幸せホルモン」にぴったりのエクササイズです。

早起きして生産的な活動を行う「朝活」も幸せホルモンがでやすくなると考えられます。マイクロソフトMicrosoft創業者であるビル・ゲイツさんは、「朝活」にエクササイズを取り入れています。定期的なエクササイズはエンドルフィンとともにドーパミンとセロトニンも増やしてくれ、幸せホルモンがたくさん出ると考えられます。

仕事以外の時間は読書で知識を磨いたり友人とブリッジ（トランプの一種）を楽しんだり、家族との時間や睡眠時間を大切にするなど、充実した1日を送ることにより、幸せホルモンを活性化させています。

忙しいからこそ「ホル活」が重要

忙しい毎日を送っているからこそ、心身のバランスを維持することが大切です。習慣にすることで、ストレス解消やモチベーションアップ、美肌効果など、身心ともに元気にしてくれる「ホル活」、今日から始めてみてはいかがでしょう？

文・アレン琴子（英国在住のフリーライター）
編集・濱田 優（dメニューマネー編集長）

【関連記事】
・そろそろ締め切り！「ふるさと納税」の基礎知識
・初心者向け！ネット証券オススメランキング（外部）
・11月までに年収を調整しないと税金が高くなるかも？
・積立NISAを始めるタイミングは2022年がベスト？（外部）
・お金が貯まる？「風水・占い」特集