「贈与」と「譲渡」はどう違う?

2023/03/21 17:19

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相続・税金・不動産など、お金絡みでよく聞く「贈与」や「譲渡」。紛らわしい言葉ですが2つの意味はまったく異なります。高齢者の資産を若い世代へ移転して経済を活性化させようと、贈与税や相続税の仕組みが政府によって見直されています。 「贈与と譲渡」、どう違うか分かりますか? タダで譲るとは限らないのが「譲渡」。 「贈与」とは、

相続・税金・不動産など、お金絡みでよく聞く「贈与」や「譲渡」。紛らわしい言葉ですが2つの意味はまったく異なります。高齢者の資産を若い世代へ移転して経済を活性化させようと、贈与税や相続税の仕組みが政府によって見直されています。

「贈与と譲渡」、どう違うか分かりますか?

タダで譲るとは限らないのが「譲渡」。

「贈与」とは、自分の財産を相手に無償で渡すことです。民法では、相手が受諾をすることによって贈与の効力が生じると定めています。贈与では「受けた人」に対して贈与税が課されます。ただし財産の額が基礎控除を下回る場合は贈与税がかかりません。

一方、「譲渡」とは、自分の財産や権利を相手に譲り渡すことです。有償無償を問わないので、譲渡には幅広い行為が含まれます。一番わかりやすいものは売買です。たとえば所有している土地を売却することも「譲渡」にあたります。

譲渡によって利益を得た場合は、必要に応じて所得税が課されます。所有期間が5年以下の場合は税率が高く、5年を超えるものは税率が低くなる傾向があります。

解答:「贈与と譲渡」の違いとは……

「贈与」とは無償で財産を与えることで、「譲渡」とは有償無償を問わず財産や権利を相手に与えることです。関連する税金もそれぞれ異なります。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2022年10月25日公開記事)

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