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旅行といえば、食事も楽しみのひとつですが、あえて「たぬき」にするお客様もいるようです。旅館やホテルで使われている業界用語ですが、詳しい意味を知っていますか。
「たぬき」は食事なしの宿泊プラン
「たぬき」とは、カタカナの“タ”が、漢字の“夕(ゆう)”に似ているため、「タ・ヌキ」で“夕食抜き”の素泊まり客を指しています。
素泊まりにすることで、食事の時間に縛られることがないため、観光を思う存分楽しむことができたり、外食やテイクアウトで地元の名物や旬の食材を味わったり、自由が利くところが魅力のひとつです。
一方、ホテルや旅館側は主に食事代で収益を稼いでいるため、素泊まり客からは利益の上乗せ分が期待できません。特に、夕食で地場の高級食材を使ったメニューやお酒などの飲み物を提供できれば客単価を上げられますが、そのような機会が損なわれてしまいます。
原価率は食事ごとトータルで考える
一般的な宿泊プランは、食事が付いてくるタイプがほとんどです。宿泊費に占める食事代は、食材のレベルにもよりますが、朝食のみで1,000円~2,000円程度、朝食・夕食付きでは3,000円~5,000円程度が平均です。
なお、飲食の売上に占める材料費の割合を原価率といいますが、売上が同じであれば、原価率が高ければ利益が少なく、逆に低ければ利益が多いということです。
たとえば、材料費250円で売上が1,000円のときの原価率は、(250÷1,000)×100=25%になります。旅館の場合、25%前後が適性といわれているため、夕食のメインメニューには集客力のある目玉食材を使い、一方で、ドリンク類の原価率を低くして帳尻を合わせるなどの工夫が必要です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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