家計を見直したい

相談「妻が時短勤務から復帰して収入が増えるため、夫婦間で必要保障額の配分を考え直したいです」

2022/10/26 10:00

会社員・男性(40)、共働き 子供2人(7歳、3歳)の相談 「妻が時短勤務から復帰して収入が増えるので、夫婦間で必要保障額の配分を考え直したいです。私は長男の出産時に死亡保障3,000万円の定期保険に加入、妻は死亡保障400万円の共済に入っているだけです。手取り月収は、私が35万円、妻は18万円から今後は25万円です。

会社員・男性(40)、共働き 子供2人(7歳、3歳)の相談

「妻が時短勤務から復帰して収入が増えるので、夫婦間で必要保障額の配分を考え直したいです。私は長男の出産時に死亡保障3,000万円の定期保険に加入、妻は死亡保障400万円の共済に入っているだけです。手取り月収は、私が35万円、妻は18万円から今後は25万円です。どのように保障額の配分を変えるべきでしょうか」

アドバイス1 夫婦の収入を大まかな目安にして配分しましょう

夫婦で必要保障額をあん分する場合は、お互いの収入を大まかな目安にして配分しましょう。相談者の場合、今後は夫の手取り月収35万円、妻は25万円なので、必要保障額もおおよそ「6:4」にするわけです。

ただし、今のままでは必要保障額が不足している可能性があるため、配分だけでなく保障額の増額も考えましょう。

死亡保障の目安は子供一人につき2000〜3000万円

死亡保障は、子供1人につき2,000~3,000万円が目安です。子供1人につき2,500万円、合計5,000万円とすると、現状では1,600万円不足してしまいます。

そこで、現在共済で備えている400万円の死亡保障の代わりに、妻は新たに2,000万円の保障を備えましょう。夫の保障額と照らし合わせても、「3,000万円:2,000万円=6:4」になりますので、必要保障額の配分としてもちょうど良いバランスです。

アドバイス2 妻が新たに収入保障保険などの加入を検討しよう

妻が2,000万円の保障を確保するには、新たに「収入保障保険」などへの加入を検討するとよいでしょう。

収入保障保険とは、被保険者が死亡や高度障害状態になった時、毎月一定額の死亡保険金を、保険期間終了まで年金形式で受け取れる保険です。時間が経つと受取総額が減り、保険料が割安なため、教育費のかさむ子育て世帯の保障確保に向いています。

一方、このような保険で必要保障額を備えたら、現在加入している共済は、医療保障のみのシンプルなタイプに乗り換えるとよいでしょう。

収入に変化があったら必要保障額の配分も見直そう

女性の場合は特に、結婚や出産を経て働き方が変わり、収入が増減することもありますが、夫婦間の必要保障額の配分はそのままにしてしまいがちです。

夫婦いずれかの収入に変化があった時は、収入と必要保障額の配分が適切なバランスになっているか、また、そもそも現在確保している保障額に過不足はないか、確かめましょう。

文・武藤貴子(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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