使っていない口座を放置していると、思わぬトラブルに巻き込まれることがある。引っ越しや就職などのタイミングで作った銀行口座をその後使わなくなり、放置している人は多いだろうが、そんな人は要注意だ。口座を放置すると、どのようなリスクがあるのだろうか。
1 不正利用されても気づかない
よく使っている銀行口座であれば、自分の預金が不正利用されたとしても、通帳に記帳した時やスマホで残高を確認した時に気づくかもしれないが、口座を放置していると、すぐに気づかず被害が大きくなることがある。
ここ数年、悪意のある人が何らかの手段で預金者の口座情報を手に入れ、口座から不正に出金する事件が増えている。放置された口座を持っている人は、特に注意してほしい。
2 2年以上放置すると手数料がかかることも
以前は、銀行口座を数年間放置していても手数料がかからない金融機関が多かったが、最近は手数料がかかることがある。
例えば三井住友銀行は、2021年4月以降に口座を新規で開設し、残高が1万円未満で2年以上使われていない口座に対し、年間1,100円の手数料を徴収している。
りそな銀行では、口座を2年以上使っておらず残高が1万円未満の場合、年間1,320円の手数料がかかる。
3 休眠預金になって公益活動に使われる
休眠預金とは10年以上取引がない銀行口座の預金のことで、休眠預金になると、その残高はNPO法人などの民間団体が行う公益活動に使われる。
ただし、10年経つとすぐに休眠預金になるわけではなく、残高が1万円以上ある場合は10年が経過する前に、金融機関から口座の名義人に対して郵送もしくは電子メールで通知される。
しかし、住所や電子メールが変わっていて通知が届かないと、知らない間に休眠預金になることがある。
休眠預金になってしまったとしても、預金を引き出すことはできる。ただし、その際は通帳や取引印、本人確認書類などを用意し、金融機関で手続きをしなければならない。
使っていない銀行口座は定期的に見直しを
銀行口座を必要以上に減らして不便になるのはよくないが、使わない口座をいつまでも持っているとさまざまなリスクがある。
放置していた口座を今後使う予定があるなら、手数料対策としてある程度まとまったお金を預けるなどして対応し、使う予定がない口座は解約を検討しよう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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