「時差通勤」でポイントはどれくらい貯まる?3つの鉄道会社の場合

2022/10/31 07:00

コロナ禍以降、さまざまな鉄道会社が、定期券を使って時差通勤するとポイントがもらえるサービスを取り入れている。買い物などに使えるポイントをお得に貯められる3つの鉄道会社を見てみよう。 1 月5回以上の時差通勤でもらえるポイントがアップ──JR東日本 JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社 <9020> )では20

コロナ禍以降、さまざまな鉄道会社が、定期券を使って時差通勤するとポイントがもらえるサービスを取り入れている。買い物などに使えるポイントをお得に貯められる3つの鉄道会社を見てみよう。

1 月5回以上の時差通勤でもらえるポイントがアップ──JR東日本

JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社 <9020> )では2023年3月31日まで、平日の朝にSuica通勤定期券を使い、対象エリア内で時差出勤すると、JR東日本のポイントである「JRE POINT」を貯められる。

ポイントがもらえる対象時間帯は駅によって異なるが、たとえば大宮駅では、5時45分〜6時45分、8時15分〜9時15分が対象になっている。自分の最寄り駅の対象時間帯は、JR東日本のWebサイトで確かめられる。

1回あたりにもらえるポイント数は、時差通勤の回数が1ヵ月あたり1〜4回の場合は5ポイント、5〜20回の場合は25ポイント。ひと月あたり最高で420ポイント貯まる。

貯めたポイントは1ポイント=1円として、駅ビルなどで使えるほか、Suicaにチャージして鉄道や買い物で使える。

2 ポイントが通常時の3倍になるキャンペーンを実施中──西武鉄道

西武鉄道(西武ホールディングス <9024> )では、PASMO通勤定期券を使って対象エリア内で時差出勤すると、1回あたり10ポイントもらえる「オフピークプラス」を実施しているが、現在は「オフピークプラス ポイント 3倍キャンペーン」を実施している。

10月3日〜11月30日に「オフピークプラス」と同じ条件で時差出勤すると、1日あたり20ポイントが加算され、合計30ポイントもらえる仕組みだ。貯めたポイントは、レジャーやショッピングで使える。

JR東日本のサービスと同じように、駅によって対象時間帯が異なる。

3 通勤時間が早いほどもらえるポイントがアップ──東京メトロ

東京メトロでは2023年3月31日まで、東西線の対象エリアで時差出勤をした人に対し、PASMOにチャージできるポイント(1ポイント=1円)を付与するプロジェクトを実施している。

時間帯によってポイントが変わるのが特徴で、最も早い「ゴールドタイム」は25ポイント、次に早い「シルバータイム」は15ポイント、ピーク時間帯より後の「ブロンズタイム」は10ポイントもらえる。

他の鉄道会社と同じように、対象時間帯は駅ごとに決められている。

定期券を持っているだけではポイントは貯まらない!ポイントサイトへの登録が必要

その他にも、東武鉄道 <9001> では1回あたり20マイル(=20円)たまるサービスを実施している。JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社 <9021> )では、ICOCA定期券を使って時差通勤した人が1回あたり30ポイント(=30円)もらえるサービスを実施中だ。

注意しなくてはならないのが、これらのポイントサービスは定期券を持っているだけでは利用できず、各鉄道会社のポイントサイトなどに定期券情報を登録・連携する必要があることだ。利用を検討している人は忘れずに登録しよう。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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