2022年10月6日午前(日本時間)に若田光一さんが乗った宇宙船が打ち上げられ、10月7日にISSに到着しました。「ISS」とは、1984年米国のロナルド・レーガン大統領が各国に「人が⽣活できる宇宙基地を10年以内に建設する」と各国に呼びかけ、2011年に完成した宇宙開発の拠点ですが、何かの略称です。
一体、「ISS」は何の略でしょうか。
「ISS」は国際協力と平和のシンボル
「ISS」は、“International Space Station”の略です。アメリカ、日本、カナダ、欧州各国(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)、ロシアの15ヵ国の協力のもと完成し、利用されています。
大きさはサッカー場が収まるほどで、実験や研究を行う仕事場“実験モジュール”や最大7人が暮らせる“居住モジュール”、電力を作る“太陽電池パドル”のほか、船外作業に使われる“ロボットアーム”など、各国が開発したパーツで成り立っています。少なくとも2024年まで使用されることが決まっています。
現在「ISS」に滞在中の若田さんは、日本人最多となる5度目の宇宙飛行中です。2000年には、日本人で初めて「ISS」の建設に参加しました。今回の滞在中には、将来月面探査で使う探査車両用”ローバー“の潤滑剤などの性質を調べる実験、火星探査への基礎データの取得などの実験に取り組む予定です。
「ISS」は日の出前や日の入り後2時間が見えやすい
「ISS」は、約90分で地球を1周しています。条件がそろえば、肉眼で夜空を動く姿が見られるかもしれません。JAXAのウェブサイト「きぼうをみよう」では、見える日時や位置などを割り出しているため、自分が住んでいる場所では、いつ見られるのかを確認してみるのも面白いのではないでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
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