ラーメン業界で使われている業界用語「アトム」って何?──【ビジネス・業界用語】

2022/10/29 17:00

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日本の国民食ラーメン。全国各地のご当地ラーメンは、地元民だけでなく、観光客も取り込みブームを巻き起こしています。なかでも激戦区といわれているのが新潟。“新潟5大ラーメン”は、いま注目を集めています。全国で愛されているラーメンですが、味付けに「アトム」が使われることがあります。この業界用語を知っていますか。 「アトム」は

日本の国民食ラーメン。全国各地のご当地ラーメンは、地元民だけでなく、観光客も取り込みブームを巻き起こしています。なかでも激戦区といわれているのが新潟。“新潟5大ラーメン”は、いま注目を集めています。全国で愛されているラーメンですが、味付けに「アトム」が使われることがあります。この業界用語を知っていますか。

「アトム」は『鉄腕アトム』が由来

「アトム」は、かつて化学調味料といわれていた人工調味料で、現在のうまみ調味料を指しています。手塚治虫作の『鉄腕アトム』の主題歌の中で、主人公の「アトム」を“科学の子”と呼んでいますが、科学を化学に置きかえて、化学の力を借りているラーメン、つまり化学調味料(現・うまみ調味料)が使われているラーメンを表すようになりました。

一方で、うまみ調味料が使われていないラーメンは、“無化調”と呼ばれています。スープの味付けは、魚介類や肉類、野菜類など天然のダシだけにこだわったり、ダシと合わせてうまみ調味料などを使ったり、お店によってバリエーションはさまざまです。

新潟市はラーメンにかける外食費全国1位

2022年2月発表の総務省家計調査(県庁所在地と政令指定都市を対象)によると、2021年の1年間で、ラーメンなどの中華そばにかけた外食支出額の1位は、9年連続首位の山形市を抑えて、新潟市が1万3,734円と初めて日本一になりました。

支出金額は一昨年より2,356円と大幅に増やしていますが、理由として新潟県のご当地ラーメンブームが挙げられます。上・中・下越の各エリアに“新潟5大ラーメン”と呼ばれる、味噌、醤油、背脂、生姜、カレー味のラーメンがあり、地元の名物になっています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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